ラックや括り付けの棚にあるデッドスペースを、有効活用したい時はありませんか?
もう1段ここに欲しいんだけどなー
丁度良いのがあったけど3,000円もする‼︎
私もラックの無駄な空きスペースにもう1段欲しいと思っているのですが、中々サイズがピッタリのものに出会えません。
こうなったら自分で作るか!
DIY超初心者な私がチャレンジしたのは、100均にある「すのこ」をアレンジした棚作りです!
100均のすのこなら薄くて加工しやすく、DIYに失敗しても100均なので、買い直しが効きます!
100均のすのこは薄すぎて重い物は乗せられませんが、ちょっと小物を置きたい時などにはピッタリでした。
100均ショップごとの、すのこサイズ一覧表や耐荷重の検証、実際に棚を作ってみての細かな工程やお勧めの作成動画などをご紹介します!
100均すのこのサイズや耐荷重をショップごとに比較!
湿気が溜まりやすい場所の通気性を良くしたい
そんな時に便利なのが「すのこ」です。
中でも「桐」という素材で出来たすのこは、調湿性にすぐれ防虫効果も兼ね備えた優れものです!
そんな桐すのこは100均で色々なサイズが販売されています。
100均のすのこは軽量で持ち運びがしやすい反面、重い物を乗せる事には不向きです。
そんな100均すのこのサイズや耐荷重について、徹底検証してみました。
100均ショップによってすのこサイズは様々!
全国にはたくさんの100均ショップがありますね。
どこの店舗にどんなサイズのすのこが売られているのか、購入前に知っておきたいところです。
ここで全国1000店舗以上を構えるショップを対象に、100均すのこのサイズ一覧表を紹介します。
横×縦cm | セリア | Can Do | ダイソー |
---|---|---|---|
30×15 (2枚セット) | 〇 | 〇 | × |
31×30 | × | × | 〇 |
32×32 | △ | × | × |
33×37 | 〇 | × | × |
40×20 | × | 〇 | × |
40×25 | 〇 | × | 〇 |
45×18 | △ | × | × |
45×20 | 〇 | × | 〇 |
50×33 | × | ● | ● |
すのこの 厚さ | 1.4cm~ 1.6cm | 1.4cm ●2.5cm | 1.4cm ●2.7cm |
△⇒桐ではなく天然木
●⇒220円(税込)
セリアでは一部の商品が桐ではなく「天然木」というもので出来ていますので、桐にこだわる方は購入する際注意が必要ですね。
また、Can Doやダイソーでは大きめのすのこが220円で販売されており、厚さも110円の商品と比べ厚めにできています。
ちなみに厚さは下駄(げた)と呼ばれる繋ぎの部分も含めたもので、板自体の厚さは0.6cm前後です。
ワッツ・ミーツも全国1000店舗以上の100均ショップですが、ネットで確認した限りではすのこの取り扱いはありません。
地元にワッツ・ミーツが無い為、店舗で取り扱いがあるかどうかの確認は出来ませんでした。
100均のすのこに耐荷重表記は無いが2kg以上乗せるのは危険
そもそもすのこの商品説明に耐荷重が記載されていないので、どのくらい乗せていいのか不安ですよね。
すのこの耐荷重を検証してみた結果、アレンジせずに100均すのこをそのまま敷くなら8kg以下が良さそうです。
この後紹介する実際に作った棚では、2kg以上乗せるのは危険でした。
すのこと言えば、ベッドの下に通気性を良くするため敷くことが多いですね。
100均のすのこはベッド用として使えるのかな?
100均のすのこは薄くできているので、ベッドの下へ敷くのはやめておきましょう。
100均のすのこは安く手に入りますが、人間が毎日乗り降りするベッドの下に敷くのは大変危険です。
子供が寝る場合は飛び跳ねるので負荷が更にかかります。
ベッド用として販売されているすのこですら折れることもあるので、なおさら100均のすのこでは折れる確率が高いと言えるでしょう。
すのこが売られている場所は?
100均は色々な物が販売されているので、欲しいものを見つけるまでが一苦労ですよね。
私が訪れた100均ショップのセリアでは、リビングコーナーにすのこが置かれていました。
回りにはクッションやジョイントマットが見られました。
店舗によっては押入れ用のシートや布団収納袋などの収納コーナーにすのこが置かれていることもあるようです。
100均ですのこを購入する時の注意点
販売元では検品をしっかり行っていると思いますが、100均のすのこは中国製です。
日本製よりも個体差があり、私がお店で見たすのこの中には斜めに接着されている物もありました。
更にすのこは木製品。
天然素材ならではの柄や色味に個体差があることや、表記サイズより誤差があることを考慮し、すのこを購入しましょう。
- すのこの板が平行に貼られているか
- がたつきはないか
- 接着剤がはみ出ていないか
- 割れやササクレはないか
- 欠けたりへこんだりしていないか
- サイズの誤差が許容範囲か
- 反り、ねじれはないか
すのこを塗装したい方は、特に「接着剤がはみ出ていないか」に注意が必要です。
接着剤が付いた場所は、ニスやペンキなどの塗料が付きづらいので、なるべく接着剤がはみ出していないすのこを選びましょう。
ササクレは小さなものなら紙やすりを使うことで気にならなくなります。
すのこの素材に多い桐は調湿性と防虫効果あり
桐の性質と、すのこの果たす役割が見事にマッチするため、すのこではよく桐が使われます。
- 日本で1番軽量(世界では2番)
- 収縮、膨張が少ない柔らかく加工に向いている
- 調湿性と防虫効果に優れている
- 素材自体が燃えづらい
桐は柔らかく加工しやすいことから、100均のすのこはアレンジもしやすいですが、反面、強度がなく傷にも弱いのが難点です。
桐すのこは流し台の下や押入れなど、湿気が気になる場所に最適です。
しかし湿気がひどすぎるとカビが生えてしまうので気をつけましょう。
また個人的な意見としては、耐久性が低いので雨ざらしの屋外には向かないと思います。
100均すのこで棚作り!道具も100均!初心者でも簡単作成
DIY超初心者な私が100均すのこのアレンジに挑戦しました!
無謀かな
と思ったのですが、やってみるとこれが意外と簡単なんです!
DIYに必要な道具も全て100均で揃えることができるのにも驚きました。
100均すのこの、バラしから組み立て作業までの流れをご紹介します。
ちなみに今回塗装作業は行っていないので、道具にも塗装関係は含まれていません。
すのこアレンジに必要な道具は100均で揃えよう
DIYを行う際、準備した道具がこちらです。
定規と鉛筆 | 直角定規や濃い鉛筆がお勧め |
釘 | こびょう10mmと16mm |
トンカチ | ゴム製は音が響きにくい |
ノコギリ | 刃渡り20cmくらいがお勧め |
紙やすり | 木工仕上げ用 |
マイナスドライバー | バールよりお勧め |
ペンチ | ラジオペンチがお勧め |
木工ボンド | 乾くと透明になる |
今回私はセリアにて必要な道具を購入しました。
釘も100均にありますが、今回はホームセンターで購入しました。
ホームセンターなら釘の種類が豊富で、お値段も100円から250円で購入できます。
釘の中でも100均のすのこには「こびょう」と呼ばれる釘を使用します。
100均すのこの厚さは約0.6cm。
2枚重ねて釘で留めたい時も10mmのこびょうなら飛び出る事はありません。
10mmだと不安な箇所も出てくるので、16mmも用意しておくと安心です。
100均のすのこは板が薄いので、通常の釘やネジ、電動ドライバーは板が割れるかもしれないのでお勧めしません。
すのこを屋外で使う予定なら、サビに強いステン釘を選びましょう。
ペンチは釘を打つ時にも役立つ、ラジオペンチが大活躍です!
ラジオペンチは先端のつまむ場所が細長くできており、こびょうを打ち込む時のサポート役にも使えます。
接着剤は、透明にならないグルーガンよりも、乾くと透明になる木工用ボンドを使いましょう。
グルーガンははみ出た時に、乳白色で目立ってしまい、残念な結果になります。
今回私はDIYに挑戦した際、塗料は使いませんでしたが、水性塗料やハケも100均で購入することができます。
ここで塗料の種類を一部紹介します。
水性ペンキ | 乾くと耐水性あり |
ニス | 防腐性、耐水性あり 屋外で使うものには必須 |
ブライワックス | ツヤ出しの仕上げ剤 アンティーク調にもなる |
100均のすのこをDIYする際、塗料を使うならパーツごとに塗装してから、サビに強いステン釘で組み立てると綺麗に仕上がります。
初心者でも簡単!実際にすのこをアレンジした棚作りを紹介
いよいよ100均すのこで棚作りに挑戦です!
幅43cm奥行20cm高さ17cmの棚を作成。
使用したのはセリアの45×20サイズです。
画像は2枚ですが、補強する場合は3枚使います。
今回横幅を43cmにしたかったので、両端を1cmノコギリでカットしました。
下駄(げた)に沿ってノコギリでカットし、2枚に分けます。
下駄とは、すのこの板同士を繋げている棒の事です。
100均すのこは精密に出来ていないため、下駄に沿ってカットしても側面になる2枚の長さが違ってしまう可能性があります。
1枚目を切り分けたら、2枚目になる場所へ重ね合わせ、目安になる線を書いてカットする事で、同じ長さになります。
紙やすりですのこを磨きます。
粉がかなり舞うので、屋外で行いましょう。
丁寧に行うと仕上がりが綺麗ですよ。
紙やすりを使った後の木粉はキッチンペーパーで拭き取るのがお勧めです。
タオルや雑巾だと後始末が大変です。
上面となるすのこの裏側にボンドを塗って、側面をくっつけて乾くまで待ちます。
その後画像の箇所へ釘を打ちこんで完成ですが…。
こびょうを指で支えて打ち込むのが難しい。
ここで活躍するのがラジオペンチです。
ラジオペンチで釘を支えることによって、釘を曲げることなく、綺麗に打ち込めます。
このままでは横揺れが不安だったので、ここで3枚目のすのこを使って補強することにしました。
今度はすのこのバラしに挑戦です。
【1.すのこを剥がす】
マイナスドライバーを剥がしたい箇所に立て、トンカチでドライバーをトントンします。
2mm〜3mmほどドライバーが入ったらやめておき、反対側に移ります。
反対側も先ほどと同じようにトントンしてドライバーで線を入れます。
少しでもここをサボると、剥がした時に木の表面がバリバリと剥がれてしまうのでご注意を。(体験済み)
最後に、木が剥がれるまでマイナスドライバーを打ち込みましょう。
【2.細い釘を抜く】
すのこを剥がすと、針金のような釘が飛び出ています。
ペンチで手首をクイっと動かして、てこの原理を利用することで簡単に抜けます。
最後に剥がれた箇所へ紙やすりをかければ綺麗になりました!
1番綺麗に剥がせた物でも、ある程度は跡が残ります。
下駄の方はかなりボロボロになってしまう印象でした。
補強後、完成した棚はこんな感じに仕上がりました!
補強後に家族から
筋交(すじかい)入れて補強するなら斜めにつけなきゃ意味ないよ
と言われました…。
先に聞いてから作業すれば良かったです(笑)
本来補強する場合は、画像のように側面同士を繋げるのではなく、上面と側面のすのこを繋げると良いようです。
棚作りの応用で出来る引っ掛けすのこBOX
DIYに味を占めた私は、すのこBOXにチャレンジすることにしました。
棚作りと違うのは、すのこを全てバラして自分の作りたい長さにカットして、またくっつけるだけです。
セリアの40×25サイズすのこを3枚使用し、こんな感じに仕上がりました!
100均で購入したS字フックを使って吊るしています。
元々のすのこより木同士を狭めてくっつけたので、少しだけ高級感がアップしました!
DIYをやってみて気付いたのが、カットした木材を元に戻す事は出来ない、ということです。
私は深く考えずにカットしてしまい
しまった
長いまま使う予定だったのに
なんて事もしばしば。
100均すのこをDIYする時は、簡単な図面を書いて計画を立てましょう!
100均すのこの収納ラック作成動画やおすすめ活用術
100均すのこの基本的なDIYが分かれば、YouTubeで紹介されているオシャレな収納やラックもお手の物ですね!
YouTubeでは沢山の収納術やラックや棚の作成動画がありました。
YouTubeから初心者でも出来そうな動画を1つと、DIYせずに押入れで使えるすのこについてご紹介します。
100均すのことカゴでバスケットラック
引用 YouTube
こちらは骨組みを100均すのこで組み立て、カゴが引き出しとなっている収納ラックです!
とてもおしゃれで可愛いですね。
作成動画で作ってみて、強度に不安があると思ったら、先ほど紹介した補強を試してみて下さい。
押入れにピッタリ!ジョイント収納すのこ
押入れへ手軽に引けるすのこはないの?
ダイソーにはポリプロピレン製の「ジョイント収納すのこ」というものがあり、通気性が良く、湿気をシャットアウトしてくれる作りとなっています。
ジョイント収納すのこのサイズは約24cm×30cmで、厚さは1.5cmです。
上下左右どの方向からもジョイント式でつなぐことができるので、好きなサイズを簡単に作れるのが良いですね。
桐すのこよりも丈夫なので、重い布団を収納する押入れにお勧めです。
そうは言っても桐すのこが良いかな
そんな方は、Can Doやダイソーの220円で販売されている厚めで大きめのすのこはいかがですか?
結束バンドで止めればズレも防止できます。
桐すのこを敷く場合は、軽くて滑りやすいので滑り止めシールなどを活用しましょう!
滑り止めシールも色々なものが100均で手に入ります。
まとめ
- 100均ショップごとに色々なサイズのすのこが手に入る
- 100均のすのこに耐荷重の記載は無いが、そのまま使用する場合は8kg以上、加工した物で場合によっては2kg以上乗せると危険
- 100均のすのこを、人間が乗るベッド下などへ敷くのは危険なのでやめておく
- DIYに必要な道具も全て100均で揃えることができ、すのこには「こびょう」と言われる釘を使う
- 100均すのこをDIYする時は、簡単な図面を書いて計画を立てて行う
- ダイソーにある「ジョイント収納すのこ」は、簡単にジョイントで繋ぐことができ、押入れにお勧め
100均すのこは手軽に購入でき、DIY初心者でも簡単にアレンジ出来ました!
かなり薄いので重いものを乗せる事には不向きですが、湿気の多い場所やちょっとした小物置きに活用しましょう!