最近バーベキューして楽しかったけど、クーラーボックスが結露だらけでベチャベチャに…。
クーラーボックスを開けたり閉めたりが多かったんじゃないですか?
ほとんど開けっ放しだったよ!
せっかくのクーラーボックスが、ただの箱になっていたんですね!
水だらけの、ただの箱になっていたよ!
クーラーボックスを開けっ放しにすると、急激な温度変化の影響で結露だらけになります。
できるだけ熱い外気に触れないようにすることが結露対策の1つです。
クーラーボックスの保冷力は、どうやったら強化できるの?
実は、保冷力を強化するためには、結露対策が必須なんです。
本記事では、クーラーボックスの結露対策を3つ紹介するとともに、保冷力を強化する方法やクーラーボックスの選び方まで解説していきます。
クーラーボックスの結露対策は3つ!外気の熱を回避する
クーラーボックスに結露ができるのは温度変化が原因だよね?
対策とかある?
そうなんです。
急激な温度変化があると、クーラーボックスに結露ができます。
冷えたクーラーボックスが外気の熱の影響で温められると結露の原因に。
もちろん対策はありますよ!
- 日陰に置いて直射日光を回避する
- クーラーボックススタンドを活用する
- 開ける頻度を最小限にする
結露対策について具体的に紹介していきます。
【対策1】日陰に置いて直射日光を回避する
日光が直接当たる場所に置いておくと、クーラーボックス自体が熱くなってしまいます。
クーラーボックスの外側が熱くなると、冷やされた内側に温度差が生じて結露になるので、日陰に置いて保冷力を保ちましょう。
クーラーボックスが黒系の色だと熱を吸収しやすいので、白系のタオルを上にかぶせておくと良いです。
【対策2】クーラーボックススタンドを活用する
コンクリートでも土でも、地面は熱を持っています。
地面に直接置くと、クーラーボックス自体が温められるので要注意!
クーラーボックススタンドで地面と距離を置いて、下からの熱を防ぎましょう!
熱を遮断すると結露対策になります。
クーラーボックススタンドは、汚れから守るだけじゃないんだね!
そうなんです!
クーラーボックススタンドは「汚れ」と「熱」から守ってくれるんです。
もしクーラーボックススタンドが無かったら、通気性のある椅子や台などの上に置いておきましょう。
【対策3】開ける頻度を最小限にする
冷やされたクーラーボックスを開けて外気が入り込むと、急激に温度が上がります。
温度変化の回数が多いと結露の原因に!
クーラーボックスの開閉頻度を少なくするためにも、必要なものはまとめて取り出しましょう。
これは冷蔵庫の原理と同じかな?
冷蔵庫もドアの開閉が多いと結露ができますよね。
同じようにクーラーボックスも温度変化が多いと結露の原因になります。
クーラーボックスの保冷力を強化する6つの工夫!
クーラーボックスの目的は温度を保つこと。
多くは、冷たいものを保冷するために使われます。
保冷力を強化するためにも、クーラーボックスの中に常温や温かいものは入れないようにしましょう。
簡単に工夫できることは6つ。
- 前日に保冷剤を使って予冷する
- 上下に保冷剤を置いて冷気を循環させる
- 事前に冷やしたものを入れる
- 二重ボックスで長時間耐える
- 保冷剤などを活用して隙間なく埋める
- 結露対策をすると保冷力が保たれる
改造して保冷力を上げることもできますが大がかりです。
今回は、簡単に保冷力を強化する工夫を6つ解説していきます。
【工夫1】前日に保冷剤を使って予冷する
クーラーボックスを使用する前日に、保冷剤を中に入れて予冷しましょう。
クーラーボックスを冷やすために、前日入れていた保冷剤は溶けているので、当日は新しい保冷剤を入れ替えてくださいね。
冷やされたクーラーボックスを使用すると、新たに投入する保冷剤のパワーも長く保てます。
【工夫2】上下に保冷剤を置いて冷気を循環させる
冷たい空気は上から下に移動します。
コンパクトなクーラーボックスは、保冷剤を上に置いておくだけでも大丈夫です。
大きめのクーラーボックスだったら、冷気が下まで到達しない可能性があるので、保冷剤を上下に置くのがベスト!
空いたスペースにも保冷剤を入れて、保冷力を高めましょう!
葉物野菜などは低温障害で痛む可能性があるので、保冷剤から離しましょう。
保冷剤は氷で代用しても良いの?
氷で代用すると、帰りの荷物も軽くなるからおすすめです。
ロックアイスは溶けやすいので、保冷剤の代用には不向き!
どんな氷だったら保冷剤の代用になるの?
板氷は保冷力が高いので、おすすめですよ!
【工夫3】事前に冷やしたものを入れる
冷えた飲み物や食べ物を入れることで、クーラーボックスの保冷力は上がります。
凍らせても良いものは、凍らせて保冷剤代わりに活用しましょう。
【工夫4】二重ボックスで長時間耐える
特に傷みやすいものは、ソフトクーラーボックスに入れてからハードクーラーボックスで保管すると長持ちします。
長時間の保冷をしたいなら二重にしましょう。
【工夫5】保冷剤などを活用して隙間なく埋める
クーラーボックスの中に隙間があると保冷力が下がります。
食べ物や飲み物の間に隙間ができないように、保冷剤を活用しましょう!
保冷剤が足りなかったら、凍らせた飲み物や食べ物を詰めて、できるだけ隙間を作らないようにすると保冷力が強化されます。
【工夫6】結露対策をすると保冷力が保たれる
結露対策は「日陰に置く」「クーラーボックススタンドを活用する」「開ける頻度を最小限にする」。
急激な温度変化を防止する結露対策は、保冷力を強化する上で必要不可欠です。
クーラーボックスの選び方!2つの種類や素材の違い
クーラーボックスって、釣りやキャンプに持っていく重い箱だよね?
それは、ハードクーラーボックスですね!
クーラーボックスのタイプは、ハードとソフトの2種類があり、それぞれ用途が違います。
クーラーボックスの素材は「値段」「重さ」「保冷力」の何を重要視するかによって選び方が異なります。
ハードクーラーボックスとソフトクーラーボックスの違いや、素材の選び方まで詳しく紹介しますね。
【種類】ハードとソフトの違いを検証!
クーラーボックスの選び方の基本は「長時間・大容量の保冷ならハードクーラーボックス」「短時間の保冷で良いならソフトクーラーボックス」です。
ハードクーラーボックス
ハードクーラーボックスは、本格的なキャンプや釣りの必需品。
長時間の保冷や、多くのものを収納しておくのに便利です。
ソフトクーラーボックス
ソフトクーラーボックスは、軽量かつコンパクトなため、日常使いからアウトドアまで活躍できることが特徴。
特に冷やしたいものは、ソフトクーラーボックスに入れてハードクーラーボックスで保管すると、保冷力が長持ちします。
【素材】保冷力を高めるには断熱材も着目!
クーラーボックスは素材によって保冷力が変わります。
断熱材は、外部からの熱を遮断し、クーラーボックス内の温度も保ってくれる役割。
保冷力が高い素材のクーラーボックスでも、6つの工夫は実践するべき?
保冷力を最重要視するなら、素材にこだわりつつ、ポイントも押さえると尚良いでしょう。
しかし、1番保冷力が高い素材は、重さも値段も高いです。
目的や予算を加味して素材を選びましょう。
ハードクーラーボックスとソフトクーラーボックスで、使われている素材は違います。
ハードクーラーボックス
- 真空断熱パネル
-
クーラーボックスの保冷力を最重要視するなら真空断熱パネルがおすすめ。
保冷力は、どの素材と比べてもダントツ!
重量も値段も1番高い素材です。 - 発泡ウレタン
-
「1日もてば良い」なら十分。
値段はもちろん、保冷力・重量ともに中間の素材です。 - 発泡スチロール
-
とにかく値段が安くて軽い!
厚みがあると保冷力が上がりますが、安さ重視素材なため、期待できないのが現実。キャンプなど長時間の使用は危険で、手土産を一時保管するための用途だったら問題ありません。
ソフトクーラーボックス
- アルミニウム
-
熱を遮断し、内側の温度も上がりにくくしてくれます。
コンパクトに携帯できるタイプが多い。 - ポリウレタン
-
厚みと保冷力が比例する素材です。
ソフトクーラーボックスで保冷力を追求するなら、厚手のポリウレタンは最強!当然ながら、厚みがあればあるほど重くなります。
- ポリエチレン
-
安価な商品に多い素材です。
安くて丈夫が持ち味!クーラーボックスの素材は「とにかく値段重視」の選び方だったら迷うことなくポリエチレンです。
クーラーボックスのサイズは人数や目的に合わせて選ぶ
キャンプに持って行くクーラーボックスは、どのくらいのサイズが良いの?
人数によって異なりますが、1人~2人の少人数だと30L前後が妥当でしょう。
4人だと倍の60Lくらいのサイズかな?
もう少し小さめの容量で良いでしょう。
大型のクーラーボックスは重いので、中型2個を使った方が便利です!
サイズの選び方は、早見表を参考にしてください♪
【早見表】キャンプ・海釣り・川釣りでのベストサイズ
クーラーボックスのサイズ(容量)はリットル(L)で表します。
キャンプ(1泊2日) | 海釣り | 川釣り | |
---|---|---|---|
20L前後 | 大人1人 | ||
30L前後 | 大人1人~2人 | ||
40L前後 | 大人2人~3人 | ||
50L前後 | 大人3人~4人 | ||
75L前後 | 大人5人~6人 |
大型1つよりも中型2つで使い勝手を整える
今度2人でキャンプに行くけど、余裕をもって50Lのクーラーボックスを買おうかな!
早見表は指標の1つですが、あまりにも大容量のクーラーボックスはおすすめしません。
2人で2泊3日のキャンプだったら50Lで良いです。
- クーラーボックス内の隙間が多くなり、保冷力が下がって結露の原因にもなる。
- サイズの大きさに比例して重くなるため、運びにくくなる。
クーラーボックスの50L以上は結構重いので、キャスター付きがおすすめ!
50Lが必要だったら、20Lと30Lを1個ずつ購入すると便利そうだね!
とても良い視点ですね!
大型クーラーボックスが1つよりも、中型クーラーボックスを2つ用意すると使い勝手が良いです。
クーラーボックスを頻繁に開けると、結露の原因になりますし保冷力も下がります。
食料用と飲料用など分けて保管して、クーラーボックスの開閉頻度を抑えましょう!
釣りの場合は「何の魚を釣る目的であるか」を明確にして、魚に合わせた大きさのクーラーボックスを選びます。
海釣りの方が、大きめの魚を釣る目的とする機会が増えるので、川釣りより大きめサイズを指標にしています。
まとめ
- クーラーボックスに結露ができるのは、急激な温度変化が原因。
- クーラーボックスの結露対策は「日陰に置く」「クーラーボックススタンドを活用する」「開ける頻度を最小限にする」。
- 保冷力を強化するなら、前日に予冷する・上下に保冷剤を置く・冷やしたものを入れる・二重ボックスにする・隙間なく埋める・結露対策をする。
- クーラーボックスの中に常温や温かいものを入れると保冷力が落ちる。
- 長時間・大容量の保冷はハードクーラーボックス、短時間・軽量の保冷はソフトクーラーボックス。
- 保冷力が最も優れているのは、ハードクーラーボックスの真空断熱パネルだが、重量も値段も1番高い。
- 大型のクーラーボックス1個だと重くて運びにくいから、中型のクーラーボックス2個に分けて保管することで、運びやすく保冷力も保ちやすい。
クーラーボックスも冷蔵庫と同じように、急激な温度変化を繰り返すことで結露ができます。
結露を防止するためにも、保冷力を保つためにも、クーラーボックス内の温度管理に心配りましょう。
「保冷力」「値段」「サイズ」「軽さ(持ち運びやすさ)」の何を最重要視するのかで、クーラーボックスの選び方が変わります。
種類が多い分、ホームセンターや家電量販店、釣具店などで直接見て選んでみるのも良いでしょう。