ヨガをはじめるには、まずヨガマットが必須になります。
選ぼうとすると色々な厚さのマットがあってどれがいいのか迷いますよね。
この「厚さ」によって、使用方法などに違いはあるのでしょうか?
私も最初はどの厚さがいいのかなんてわからず、「とりあえず口コミがいいものでいいや!」という気持ちで購入してしまいました。
しかし、ヨガをするうえでヨガマットは常に使うものです。
そのため、自分に合ったマットを選ばないと、使い方によってはけがをしてしまう恐れやマットがすぐだめになってしまう場合があります。
せっかく買うなら、自分にあったものを選びたいですよね。
この記事を読めばあなたに合うヨガマットの厚さを選ぶことができますよ。
では、さっそく紹介していきます!
ヨガマットの厚さの種類!それぞれ何が違う?
ヨガを始めるために、ヨガマットを購入しようと思ったら、その種類の多さに驚いてしまったという方も多いのでは?
私もその一人です。
特に、ヨガマットの厚さはいろんな種類があり、初心者には何が違うのかわからないですよね。
この章では、そんなあなたのために、ヨガマットは厚さによってどのような違いがあるのかをご紹介します。
厚さによって使用方法や向いているヨガにも違いがあるので、ぜひ参考にしてみてください♪
厚さ1~2mm( 極薄 )
とても薄いため、旅行先や出張先など気軽に持ち運びをするのに便利です。
ただ、クッション性には欠けているので膝をついたときや仰向けになったとき骨が痛いと感じる恐れが高いので注意です。
一方で、そのぶん足元がぐらつきにくいので、立位の多いヨガをするときや不安定なポーズをとることが多い方に向いています。
クッション性 | 安定性 | 持ち運び | 収納しやすさ | 座位or立位向け |
---|---|---|---|---|
ほとんどなし | ★★★☆ | ★★★★ | ★★★★ | 立位向け |
厚さ3~5mm ( 薄い~標準的 )
適度なクッション性もありながら、丸めれば持ち運びに困らないのでジムやスタジオで使う方に向いています。
ただ、標準的な厚さではありますがこの厚さでも骨が痛くなってしまうという方もいるため、気になる方はもう少し厚さがあるものをおすすめします。
立位の多いヨガをはじめる初心者さんに向いています。
クッション性 | 安定性 | 持ち運び | 収納しやすさ | 座位or立位向け |
---|---|---|---|---|
★★☆☆ | ★★★☆ | ★★★★ | ★★★☆ | 立位向け |
厚さ6~9mm ( 標準的~厚め )
厚さがある分、クッション性は増しますが重さもあるため、常に自宅で練習する方やヨガスタジオの置きマットとして利用している方が多いです。
座位や仰向けになるポーズの多いヨガをする方や初心者さんに向いています。
クッション性 | 安定性 | 持ち運び | 収納しやすさ | 座位or立位向け |
---|---|---|---|---|
★★★☆ | ★★☆☆ | ★☆☆☆ | ★★☆☆ | 座位向け |
6mm~10mmの厚さが初心者の方にはかなり人気が高いようです。
厚さ10mm以上 ( 極厚 )
かなりクッション性が高く、膝や腰の負担をかけたくない、骨が痛くなるのが不安な方はこちらをおすすめします。
ピラティスなど動きの多いフィットネスをする方や座位や仰向けのポーズをメインに行う方にも向いています。
12mm以上のものだと巻きづらく、かさばることがあるため収納スペースがない方は注意が必要です。
クッション性 | 安定性 | 持ち運び | 収納しやすさ | 座位or立位向け |
---|---|---|---|---|
★★★★ | ★☆☆☆ | 自宅向き | ★☆☆☆ | 座位向け |
ヨガマットの選び方は立位ヨガか座位ヨガかで決まる?
上記で説明したようにヨガマットの厚さには1mmの薄いものから10mm以上するぶ厚いものまでありました。
では選び方はどう決めればいいのか。
それは自分がこれから練習するヨガは座位がメインなのか、立位がメインなのかで厚さを変えるのがおすすめです。
座位の場合は6~10mm以上の厚さのヨガマット。立位の場合1~6mm以下など。
骨が痛くなるのが心配という方や、腰や膝に負担をかけたくない方には10mm以上のものがおすすめです。
または、自宅用とレッスン用で分ける、あるいは薄いものと厚みのあるもの2枚兼用して使うのもおすすめの選び方です。
ヨガマットの選び方さえわかれば迷うことなく決められるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ヨガマットは素材選びも大切!?主要な7種類をご紹介!
ここでもう1つ、ヨガマットを選ぶうえで重要なポイントがあります。
それは「素材」です。
確かに厚さはクッション性があるし、大事だということはわかったけど素材は別に何でもいいのでは?
と思った方もいらっしゃるかと思います。
私も実際ヨガマットを購入したとき、とにかく低価格重視だったので、素材は気にしていませんでした。
しかし、ヨガマットの素材によっては独特の匂いがあったり、同じ長さでも重さや値段が変わったりするため、素材もとても重要なポイントです。
素材は代表的な以下の7つを説明していきたいと思います。
- PVC(ポリ塩化ビニル)
- NBR(ニトリルゴム)
- PER(ポリマー環境樹脂)
- TPE(熱可塑性(ねつかそせい)エラストマ)
- EVA(エチレン酢酸ビニールコポリマー)
- 麻(ジュート)
- 天然ゴム
PVC(ポリ塩化ビニル) , NBR(ニトリルゴム) , PER(ポリマー環境樹脂)
この3つの素材は低価格帯で使われることが多いため、とにかく低価格で済ませたい!方におすすめです。
一方で安いがゆえに、汗で滑りやすい、匂いが強い特徴があるため敏感な方は特に注意が必要になります。
グリップ性 | 耐久性 | 軽さ | 匂いの強さ | 初心者向け |
---|---|---|---|---|
★★☆☆ | ★☆☆☆ | ★★☆☆ | ★★★☆ | ★☆☆ |
私は実際、NBR(ニトリルゴム)のものを使っていますが、やはり最初のうちはゴム特有の匂いが気になります。
しかし、使い続けているうちにだんだん匂いが気にならなくなりました。
また、マットの上でそんなに激しい動きをしなければ汗で滑ることもありませんでした、
特に匂いに敏感じゃないけど、今は安いものでもいいから気軽に欲しいという方、は最初の1枚目として使ってみるのもありではないでしょうか。
TPE(熱可塑性(ねつかそせい)エラストマ)
TPEは、初心者~上級者まで幅広く人気のある素材になっています。
特徴として、軽い、滑りにくい、匂いも少ない、水洗いもできてしまう、優秀な素材です。
使い終わった後、水拭きでさっと一拭きすれば常に清潔に保つことができます。
ほかのマットにはないポイントとしてゴムアレルギーのかたでも使えます。
一方で、 TPEは熱に弱い性質があるため、車内に放置することだけは避けるよう注意が必要になります。
商品にもよりますが、どちらかといえば低価格なため初心者の方にもおすすめです。
グリップ性 | 耐久性 | 軽さ | 匂いの強さ | 初心者向け |
---|---|---|---|---|
★★★☆ | ★★☆☆ | ★★★☆ | ★☆☆☆ | ★★★★ |
EVA(エチレン酢酸ビニールコポリマー)
EVAは、滑りにくく、匂いの少ない素材となっています。
違いといえばTPEよりさらに軽い素材となっているので、とにかく持ち運び重視の方におすすめです。
しかし、価格の割に劣化が早く、耐久性が低いところが難点です。
グリップ性 | 耐久性 | 軽さ | 匂いの強さ | 初心者向け |
---|---|---|---|---|
★★★☆ | ★☆☆☆ | ★★★★ | ★☆☆☆ | ★★☆☆ |
麻(ジュート)
麻は、よく汗を吸ってくれるため動きの激しいヨガにおすすめとなっています。
裏面がPER(ポリマー環境樹脂)などグリップ性がある素材でできているため、「麻だからなんだか滑ったりしそう…」そんな心配もないですね。
天然素材のため合成素材独特の匂いはなく、ナチュラルな香りがします。
また、麻特有のチクチクとした肌触りがするため、気になる人は注意が必要になります。
ヨガ上級者の方に愛用されている素材です。
グリップ性 | 耐久性 | 軽さ | 匂いの強さ | 初心者向け |
---|---|---|---|---|
★★★☆ | ★★★☆ | ★☆☆☆ | ナチュラルな香り | ★☆☆☆ |
天然ゴム
ヨガマットの中では、最高品質な素材。抜群のグリップ力と強い弾力性で安定性がほかの素材に比べてピカイチです。
耐久性も高いので長期的に使うことができます。
しかし、紫外線に敏感なため、長時間の室内灯や太陽光にさらされると表面が酸化して白っぽくなってしまいます。
そのため、定期的なお手入れが必要になります。
ものによりますが、重さは1,5kg以上するものもあるため、持ち運びは難しいです。
値段も高価なため、ヨガを長期的に継続していく方や上級者向きになります。
グリップ性 | 耐久性 | 軽さ | 匂いの強さ | 初心者向け |
---|---|---|---|---|
★★★★ | ★★★★ | 重たい | ★★☆☆ | ★☆☆☆ |
ヨガマットのメリットとは?ヨガをするなら必須!
また、ヨガマットがあれば以下のようなメリットがあります。
- クッションになるから腰や膝に負担がかからない
- 床だと滑りやすいがマットの上なら安定したポーズができる
- ヨガだけでなく、筋トレができる
- 床も傷つかないのでダンベルなど負荷をかけながらトレーニングができる
- 長さも十分にあるため、広々とストレッチもできる
- 持ち運びができるものもあるため場所を問わずどこでも使える
ヨガマット一枚で、ヨガだけでなく使い方が色々でメリットがたくさんありますよね。
「もしかしたらヨガを続けられないかもしれない」という方にもおすすめです。
自宅で筋トレやストレッチなど気が向いたときにいつでもできるので、買わなきゃよかったと後悔する心配は少ないのではないのでしょうか。
ヨガマットを買う前にどんなメリットがあるのか知っておくのも大切です。
まとめ
- ヨガマットを選ぶうえで大事なポイントは「厚さ」と「素材」
- 厚さを選ぶポイントは「座位のヨガがメイン」なのか「立位のヨガがメインなのか」で変わる
- 座位の場合は厚みのあるものがおすすめ
- 立位の場合は薄いものがおすすめ
- 素材はグリップ性、耐久性、軽さ、匂いから自分が重要視したいものを基準に選ぶ
- 初心者の方はTPE(熱可塑性(ねつかそせい)エラストマ)が一番バランス良く、おすすめ
いかがでしたでしょうか。
あなたもポイントを押さえ、自分に合うお気に入りのマットを見つけてみてください♪
最後までご覧いただきありがとうございました。