若い世代を中心に大人気のSNSといえば、TikTok(以下「ティックトック」という)!
ティックトックは、「ステキな毎日を記録する」をキャッチコピーとし、音楽に合わせショートムービーを楽しむSNS。
大人気のティックトックですが、危険性が気になる方には、アカウント登録なしで動画を見るという方法をおすすめします。
アカウント登録なしでティックトックをどこまで活用できるか、について徹底紹介しますね♪
また、ティックトックで動画を配信しているユーザーたちの楽しそうな姿を見ていると、見るだけじゃなく
わたしもやりたい!!
と影響を受ける子どももいることでしょう。
しかし、ティックトックで動画を投稿すると、見るだけより危険性がもっと高まります!
本記事では、ティックトックを使用する際の危険性とともに、安全な使い方をご紹介します。
ティックトックは見るだけならアカウント登録なしで!
ティックトックを見るだけなら、アカウントを登録せずに利用することをおすすめします。
アカウント登録しなかったら、おもしろくないよ
アカウントを登録せずに、どれくらいティックトックの機能を利用することができるのでしょうか。
詳細にご説明していきます!
ちなみに、ティックトックの動画を見る方法は、アプリとサイトの2通りあります。
アプリをダウンロードすると、プログラムもダウンロードすることになります。
つまり、サイトよりもアプリを利用するほうが、危険性が高くなるのです!
サイトとアプリでの利用できる違いも見ていきましょう。
アカウント未登録でできること・できないことは?
ティックトックの機能は、アカウント登録せずにどこまで利用することができるのでしょうか。
- ユーザーやハッシュタグ、楽曲の検索
- 動画の閲覧
- 動画の保存・共有
- 動画へのいいね
- 動画の作成のみ(作成した動画は保存できない)
意外といろいろなことができそう…!
一方で、アカウント登録をしなければ使用できない機能は、以下のとおり。
- ユーザーのフォロー
- コメントの書き込み
- DM(ダイレクトメッセージ)送信
- お気に入り登録
- 作成した動画の下書き保存・投稿
- LIVE配信
ティックトックの動画を検索したり、動画を見たりするぶんには、アカウント登録は必要ないことがわかります。
アカウント登録をしなくても、十分に楽しめそうですね♪
サイトとアプリを比較!おすすめはアプリ!
ティックトックのサイトとアプリ、どちらもアカウントを登録しないで動画を見ることができます。
私は、スマホでティックトック動画を見る際に、サイトとアプリを両方使用してみました。
その感想が以下の通り。
実際に両方使ってみて、アプリのほうが断然使いやすく感じました。
アプリよりサイトのほうが危険性は高くなりますが、使いやすさを重視するならアプリがおすすめです!
ティックトックは見るだけで危険性あり?アカウント登録のリスク解説!
ティックトックはアカウント登録せずに使用することで、危険性を避けることができると説明してきました。
アカウント登録して使用した場合、ティックトックは動画を見るだけでも、個人情報流出の危険性が高くなってしまいます。
ティックトックに限らず他のSNSやウェブサイトなどに言えることですが、ネットに接続している時点で危険が溢れています。
なぜ、個人情報が流出するのでしょうか。
さらに、ティックトックで動画を投稿すると、もっと危険性が高くなるのであわせて解説します!
見るだけの危険性あり!?2つのリスク
ティックトックで、個人情報が流出するリスクは2つ!
- あなたのティックトックから流出
- あなたの連絡先を保有している友人から流出
どうして個人情報が流出しているのか、詳しく見ていきましょう!
1.あなたのティックトックから流出
SNSのアカウントを登録する時、必ず規約の同意を求められると思いますが、規約の詳細を隅々まで理解した上で同意していますか?
利用規約をまったく読まずに、同意し利用している
私もどれも似たような規約だろうと思って、読まずに同意することが多々あります。
どのSNSでも同じですが、安易に利用規約へ同意すると危険!
ティックトックの利用規約にあるプライバシーポリシーは、以下の通り明記されています。
当社は、クラウドストレージプロバイダなど、本プラットフォームの提供をサポートする第三者サービスプロバイダとお客様のデータを共有します。
また、当社は、ビジネスパートナー、TikTokグループ会社、コンテンツモデレーション業者、測定業者、広告主、およびアナリティクスプロバイダともお客様の情報を共有します。
法により要求される場合には、法執行機関または規制当局、および第三者(法的拘束力を有する裁判所の命令に基づく場合)とお客様の情報を共有します。
アカウントを登録すると、ティックトック社だけではなく、複数の会社であなたの情報が共有されてしまいます!
アプリをダウンロードして利用しようとすると、ティックトックのアカウントを登録するようにうながされます。
その際、本人確認のためには7つの方法があります。
- 電話番号またはメールで登録
- LINEで続ける
- Appleで続ける
- Twitterで続ける
- Googleで続ける
- Facebookで続ける
- カカオトークで続ける
「電話番号またはメールで登録」をしなかったらいいじゃん!
ちょっと待ってください!
もしかしたら選択したアプリで、登録した個人情報が流出するかもしれません!
ティックトックで登録していなくても、その他アプリを登録するとき、電話番号やメールを登録して利用していると思います。
必要な本人確認情報から、知らず知らずのうちに使われている可能性があります。
2.あなたの連絡先を保有している友人から流出
アプリのティックトックのアクセス制限の設定で、連絡先という項目があります。
こちらは、アカウントを登録すると設定できます。
連絡先の項目がオンになっていると、ティックトックアプリからあなたのスマホで連絡先へのアクセスが許可されていることになります。
「あなたによる友人の個人情報が流出する可能性」と「友人によるあなたの個人情報が流出する可能性」の双方にリスクがあるのでオフにしましょう。
動画投稿に潜む危険性!4つのリスク
見るだけだと個人情報の流出のみでした。
しかし、動画を投稿するとさまざまな危険が潜んでいます。
- 誹謗中傷や悪質なコメントで精神的に傷つく
- 不特定多数の人に動画を悪用される
- 位置情報が特定され、ストーカー被害に発展
- 出会いツールとして利用する人に注意
今回は、上記4つについて詳しく見ていきましょう。
1.誹謗中傷や悪質なコメントで精神的に傷つく
動画を投稿すると、不特定多数の人に広く拡散され、その投稿にコメントを残すひとも多いです。
一部の人がネガティブや悪質なコメントを残すことで、投稿者が精神的に傷つく可能性があります。
動画投稿にコメントを残す場合は、相手を傷つけない内容か確認しましょう!
2.不特定多数の人に動画を悪用される
ティックトックの動画は、誰でもダウンロードすることができます。
動画を一度投稿すると、削除してもダウンロードされている恐れがあり、他のSNSへ転載及び拡散されてしまいます。
3.位置情報が特定され、ストーカー被害に発展
ティックトックの設定やスマホ本体の設定でティックトックの位置情報に関する設定はなかったです。
位置情報がわからなくても、動画に映り込んだ少しの情報で、住所は特定されます!
動画投稿する際に、以下の3つは特に気を付けてください。
- 制服や学校で撮った写真
- 被写体以外で何気なく写りこんでいる写真
- 自宅から外を撮った写真
アイドルがSNSに掲載した写真や動画から住所を特定し、待ち伏せして押しかけるといった恐ろしい事件があったのをご存知ですか?
この事件は、「瞳に映った景色から」住所を特定されたそうです。
動画を作成する際は、些細なことに注意してください。
4.出会いツールとして利用する人に注意
ティックトックをとおして、趣味の合う友人と出会いが生まれることも!
しかし、簡単に誰とでも繋がれるので、悪意のある人とも繋がることがあります。
ティックトックには「DM機能」があり、動画にコメントするのではなく、動画投稿者に直接話しかけることができます。
最悪の場合、ネットストーカーに繋がる恐れがあるので、不審なメッセージには反応しないようにしましょう。
これら以外にも、ティックトックで動画を投稿することで、考えられる危険性はたくさんあります。
ティックトックで動画を投稿する際は、十分に気をつけましょう!
ティックトック見るだけでも安全に使う方法!4つの設定
ティックトックを利用するうえで、危険性を最小限にして安全に利用できる方法をご紹介します。
見るだけでも、動画を投稿する時でも、ティックトックを利用するなら必ず設定したほうがいいです。
- ペアレンタルコントロールの設定
- アカウントを非公開にする
- 安全フィルターを設定する
- アクセス制限を設定する
初めて聞く言葉もあるので、意味を理解して設定する方法を解説していきます!
ペアレンタルコントロールの設定
フィルタリングはよく聞くけど、ペアレンタルコントロールは初耳!
ペアレンタルコントロール(parental control)は、直訳すると「親の管理」という意味。
子どもが使うパソコンやスマートフォン等の機器を保護者が管理するための機能です。
フィルタリングとは、事前に設定することで有害なウェブサイトへのアクセスを制限し、安全なウェブサイトのみを見ることができる機能です。
ウェブサイトをペアレンタルコントロールで管理するなら、子どもにとって有害なウェブサイトが見えないようにフィルタリングは必要になります!
ペアレンタルコントロールは利用するソフトウェアによって違いますが、ティックトックで設定できるのは以下の4つです。
引用 公式TikTok
ティックトックの利用規約で「年齢制限は、13歳以上の方のみが利用できるものとします。」と定義されています。
子どもの年齢に応じて、設定が必要な人は保護者が設定するようにしましょう。
小さいときからインターネットが身近になってきた今、使い方がわからないまま利用している可能性があります。
ティックトックを見るだけでも、子どもを守るためにしっかり設定しましょう!
アカウントを非公開にする
アプリ内の設定方法で、アカウントを非公開にします。
アカウントを非公開にすることで、フォローしあった知り合いだけであなたが投稿した動画を共有し、コメント等のやりとりができるようになります。
右下の「プロフィール」をタップ。
右上の「三」をタップ。
「プライバシー」をタップ。
「非公開アカウント」をオンにする。
④のところが緑色になっていれば、非公開になっています。
引用 公式TikTok
安全フィルターを設定する
こちらもアプリ内の設定からできます。
非公開アカウントの時に説明した、プライバシー画面を下にスクロールします。
引用 公式TikTok
「安全フィルター」は、画像のとおりです。
ティックトックを見るだけなら、画像の設定方法が一番安全です。
自分の動画が世界中に公開されることを自覚して、それに伴うリスクをしっかり考え、あなた自身できちんと設定しましょう!
アクセス制限を制限する
こちらは、iPhone(iOS)の設定方法。
ティックトックのアプリをダウンロードすると、権限の付与を求められます。
適当に許可したりしていませんか?
権限を付与するということは、ティックトックのアプリに全ての権限を与えることになります。
- 連絡先へのアクセスを制限
- マイクへのアクセスを制限
- カメラへのアクセスを制限
ティックトックを見るだけの利用なら、上記の権限を付与する必要はないので、制限しておきましょう。
ティックトックで動画を投稿するなら、一部の機能が利用できなくなることがあります。
しっかりリスクを理解したうえで、設定するようにしましょう。
まとめ
- ティックトックは見るだけでも危険が溢れている
- 見るだけより動画を投稿するほうが、さらに危険性が増す
- 安全に使うために、「ペアレンタルコントロール」「アカウント非公開」「安全フィルター」「アクセス制限」の4つを必要に応じて設定
- ティックトックはアカウントを登録しなくても、動画視聴などは可能で十分に楽しめる
- 利便性は落ちるが、アプリよりサイトを利用したほうが安全
ティックトックを安全に使う方法をご紹介しました。
ティックトックは見るだけでも、危険であることがわかったでしょうか?
ネットを利用していて、「危険じゃない!」なんてことはほぼありえません。
身を守るためにもしっかり設定し、被害にあわないようにしましょう!