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あさりが死んでる時の見分け方は?食中毒の危険性や砂抜き方法も解説

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胃腸が弱っている時のあさりの味噌汁って、ほんとにおいしいですよね。

飲み込んだ瞬間から体中にしみわたる、あの感覚がたまりません

あるとき、大好きなあさりの味噌汁を食べたあとに、腹痛のためそのままトイレとお友達になってしまいました。

原因は味噌汁の中に混じっていた、死んでるあさりでした。

あさりは食中毒に注意しなければいけない食べ物のひとつなのです。

でも、あさりが死んでるときの見分け方を知ればそんな心配はいりません!

この記事では、死んだり弱ったりしているあさりと新鮮なあさりの見分け方を解説します!

死んだあさりを食べてしまったときの危険性もお伝えしているので、最後までお読みいただければ幸いです。

もくじ
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あさりが死んでるかの見分け方!重要な3つのポイント

死んでるあさりを見分けることが出来れば、誤って食べてしまったらどうしよう、なんて心配はいりませんよね。

匂いや見た目で判断できる、死んでるあさりの見分け方を紹介します。

匂いを確認!腐敗臭はしていない?

まず、匂いでわかる見分け方を試してみてください。
腐敗臭がしたら、そのあさりは死んでるのです。

匂いの感じ方は人それぞれですが、腐敗臭はかなり強烈な匂いなので判断しやすいと思います。

あさりは単体ではなく複数個まとめてパッケージされていることが多いです。

ひとつでも腐敗臭を持つ死んでるあさりが混じっていると全体に匂いがついてしまいます。

匂いがついたあさりはちょっと食べたくない…

けど食べられるのに捨てるのはもったいないですよね。

匂いがついてしまっただけの生きているあさりは、よく洗えば食べられます。

殻のまま流水でがしゃがしゃとよく洗いましょう。

匂いだけではわからない場合もありますので、ほかの見分け方も試してみてください。

水管が出たままになっていないか

あさりからびろーんと伸びているあれは、水管と呼ばれます。呼吸や摂食などのための水交換器官です。

生きているあさりは、触ったり、揺らしたりすると水管を貝の中にしまいこんで、口を閉じます。

死んでるあさりは、触ったり、揺らしたりしても水管が出たままなので見分けることが出来ます。

ちなみに、入水管と出水管があり、あさりが水を取り込み排出するまでの過程で、水をきれいにしてくれるのだそうです!

よく観察すると穴が2つあるのだそうです。触ると引っ込んでしまうので、なかなかじっくり見たことないですよね。

あさりが入っている水が濁っているときは、死んでるか弱っていることを疑う必要がありますね。

加熱したら口はパカっと開いた?

死んでいるあさりに気が付かず、調理してしまうこともあり得ます。

加熱調理したときに、口が開かないあさりは死んでいるので食べないようにしましょう。無理に開いて調理する、食べることも避けた方がよさそうです。

私はもったいないからと、閉じているあさりも無理やり開けて食べていました。食中毒は怖いので、食いしん坊もほどほどにですね。

加熱するとあさりの口がパカっと開くのは、貝柱が急速に縮むからなんです。新鮮なあさりほど、しっかりと口を開けてくれます。

一番わかりやすい見分け方かもしれないですね。

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そのあさりの状態は弱っているだけかも

死んでるあさりの見分け方がわかっても、本当に死んでるか怪しいあさりを捨てるのはもったいないですよね。

今までの私なら怪しいなら食べてしまえ、と思っていましたが、それはやめておいた方が良さそうです。

死んでるか怪しいあさりは、次の方法で様子を見てみてください。

また、あさりを購入するときのポイントを解説します。

仮死状態や弱っているだけの可能性もアリ

あさりは低温または高温、酸欠の状態になると弱ってしまいます。

死んでいると勘違いして捨ててしまってはもったいないので、あさりが元気になる条件を整えてから、もう一度観察してみましょう。

あさりが生息している状態に近づけることがポイントです。

あさりの適温は20℃程度が目安です。

冷蔵庫から出してすぐは、あさりが低温で弱っている可能性があるので、常温になるまで様子を見ます。

気温が高いときは、高温になりすぎないように気を付けましょう。夏場は要注意ですね。

また、あさりを長時間水に浸し続ける、あさりが完全に水に漬かった状態で放置することもNGです。

あさりが呼吸できずに酸欠になり、弱ってしまいます。

水に浸すときは、あさりの頭が少し出るくらいの水量にしましょう。

新鮮なあさりを見分けるポイント3つ

新鮮なあさりを見分けるために、次のポイントをおさえておきましょう。

  • 貝殻の模様がはっきりしており、黒っぽい
  • 販売されているトレイや袋の中の水が澄んでいる
  • 口を堅く閉じている、水管を出している

あさりは単体ではなく複数個まとめてパッケージされていることが多いので、すべての個体が条件に当てはまる商品を探すのは難しいです。

すべて触って、じっくり見ることが出来れば良いですが、買わない商品をべたべた触るのはよろしくないですよね。

なので、なるべく良いあさりを選んで、新鮮なのか怪しい個体は死んでいるのかチェックをすることをおすすめします。

あさりが死んでるけど食べても大丈夫?殻の有無で判断!

あさりが死んでいても、元々は食べられたから食べても大丈夫でしょと考えそうですが、それは危険です。

死んでるあさりを食べても大丈夫かどうかは、殻付きかむき身かで異なります。

主に殻付きのあさりでは注意しなければいけない理由を解説します。

死んでるあさりは殻付き?むき身?

殻付きの場合

調理前の時点で死んでるあさりは食べられません。

あさりなどの魚介類は、死ぬとかなりのスピードで腐敗が進みます。あさりが死んでると悪い菌がどんどん増え続けます。

菌は見えないので恐ろしいですね。

むき身の場合

むき身で販売されているあさりは死んでいますが、加工の段階で死んでるあさりなので食べても大丈夫です。

むき身のあさりは下処理の手間も省けるので便利ですよね。

あさりを食べたいけど砂抜きとなどを省きたい、というときにむき身の冷凍あさりにはよくお世話になってます。

死んでるあさりを食べると食虫毒の可能性大

死んでるあさりを食べると食中毒になる可能性が高いです!

腐敗が進んだあさりを食べてしまうと、腹痛や下痢、吐き気、頭痛などの食中毒の症状が出ることがあります。

ひどい場合は、神経性のマヒや最悪は死に至る可能性もあるのです。

お、おそろしいですね。殻付きのあさりを買うのをためらってしまいます

でも、殻付きのあさりのほうがあさりの出汁がたくさん出てくれるのか、あさりの味が濃くなるような気がして好きなんですよね…

私は、あさりのクラムチャウダー大好き人間なので、どうしてもおいしいあさりを諦められませんでした!

(モスバーガーのセットを頼むときは、課金してクラムチャウダーを選ぶくらいです。)

殻付きのあさりを安全においしく食べるために、あさりの見分け方をマスターしましょう。

あさりの砂抜き方法!次こそ上手くいく6つのポイント

おいしいあさり料理をほおばって、嚙んだ瞬間の「ジャリ」っとなるあの感じ、何とも言い難いですよね。

この料理のすべてのあさりがジャリジャリしてるのではないかと思うと、次に口に運ぶとき、料理の味に集中できなくなります。

せっかく殻付きのあさりを使って、あさりの味が濃いクラムチャウダーが出来ても、むき身にしておけばよかった、と思うこともしばしば。

殻付きのあさりにジャリは付き物。なんて諦めたくないので、食いしん坊を代表して、あさりの上手な砂抜きについてまとめてみました。

次の6つのポイントを押さえれば、あさりを上手に砂抜きすることができます!

砂抜き用の水は海水と同じ濃度3%の塩水

砂抜き用の水は海水と同じ濃度3%の塩水を使用しましょう。

濃度3%の塩水を、あさりの量に合わせて塩水を作ろうとすると、水の量に対して塩をどのくらい入れるべきか悩みますよね。

私が、塩水ならいいんでしょ!適当に塩入れておけばOK!と適当に砂抜きをしていたのは内緒です

そんなときは、塩水を作ってから必要な量を使うほうが簡単です。

水500mlに、塩大さじ1杯入れて溶かすだけで完成します。

500mlのペットボトルを使うと塩はキャップ2杯分になり、さらに簡単に作れるのでおすすめです。

この方法なら私でも出来そうです。

水量はあさりの頭が少し出るくらい

あさりの砂抜きに使う水量が多すぎると、あさりが呼吸できずに酸欠になってしまうので注意しましょう。

水の量は、あさりの頭が少し出るくらいがちょうどいいです。

また、あさりが吐きだした砂をまた吸ってしまわないように、ザルや網にあさりを入れて、塩水の入った容器に浸すようにしましょう。

あさりは海の中にいるから水もたっぷりで問題ない、むしろその方が良いのではと思っていましたが、ダメだったんですね。

水温は20℃程度がベスト

あさりの砂抜きをするときは、水温を20℃程度に保ちましょう。

冷蔵庫の温度は0℃~10℃なので、冷蔵庫で砂抜きをすると、水温が低くあさりの活性が下がってしまいます。

活性が下がる(あさりの元気がなくなる)とうまく砂を吐き出してくれず、砂が残ってしまうかもしれません。

基本的には、室温において砂抜きをしましょう。

ただし、夏場は気温が高いので、高温になりすぎないように注意が必要です。

砂抜き中は暗い状態にすると良い

あさりの砂抜き中は、容器にふきんや新聞紙をかけて暗くしましょう。

あさりの生息している状態、つまり砂の中を再現するためです。

あさりが生息している状態に近いほどストレスが少なく、あさりの活性が高くなります。あさりが砂を吐き出してくれる可能性も高くなるのです。

また、砂抜きをしている容器にふきんや新聞紙をかけることで、水管から吐き出された水が、周りに飛び散ることも防ぐことができます。

ただし、完全に密封してしまうとあさりが呼吸できないので工夫しましょう。

ふきんは通気性があるし、新聞紙では密閉されないのでちょうどよいのです。

アルミホイルにいくつか穴を開けて、容器に被せても良いですね。

砂抜きの時間はスーパーで購入したか潮干狩りの場合かで異なる

スーパーで購入

スーパーで購入したあさりは、下処理済みであることが多いです。下処理済みのあさりは、殻の汚れを落として、一度砂抜きを行っています。

ただし、下処理をしてくれていても、完全に砂抜きが済んでいるとは言い難いです。自宅で、もう一度砂抜きをすることをおすすめします。

スーパーで購入したあさりは、2~3時間砂抜きをしましょう。

潮干狩り

潮干狩りでとってきたあさりは、まず外側の汚れを落としましょう。殻ごとがしゃがしゃとよく洗います。

潮干狩りのあさりの砂抜きは、半日程度行いましょう。

スーパーで購入した場合でも、潮干狩りでとってきた場合でも、放置しすぎてしまうとあさりは弱ってしまいます。

待ち時間にほかのことをしている間に忘れてしまいがちなので、タイマーをセットしたほうが良さそうですね。

塩抜きをすることでよりおいしく食べられる

あさりの砂抜きには塩水を使用するので、砂抜き後のあさりはしょっぱいです。海水が口に入ってしまった時を想像するとわかりやすいですね。

そのしょっぱさは、あさりを砂抜き後に塩抜きをすることで解決します。

あさりの塩抜きは、砂抜きで使用した塩水を捨て、ザルにあげて30分常温で放置!

このひと手間をすることで、あさりが砂抜きで吸った余分な塩水を吐いてくれて、よりおいしく食べることができます。

調理するときに、食材の塩分を考慮せずに味付けをしてしまいしょっぱくなってしまった、なんてことも防ぐことができます。

まとめ

  • 死んでいるあさりは、腐敗臭がする・振動を与えても口を閉じない・加熱しても口を開かない
  • 殻付きの時点で死んでいるあさりを食べると、食中毒になる可能性がある
  • あさりが死んでるか迷ったときは、水温を20℃程度に保ち、水量は頭が少し出るくらいにして様子を見る
  • あさりの砂抜き用の水は海水と同じ濃度3%の塩水を使用する
  • 水量はあさりの頭が少し出るくらいで、20℃程度の暗い環境にする

あさりはおいしいうえに、カルシウム・カリウム・亜鉛・鉄・ミネラル分が多く含まれており栄養も取ることが出来ます。

しかし、食中毒になってしまうととても苦しいので、死んでるあさりの見分け方や上手な砂抜き方法を実践して、おいしくいただきましょう。

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