寝室にベッドを置くとき、レイアウトに悩みませんか?
部屋を広くみせようとベッドの頭と端を壁につけがちですが…
- ベッドにカビが生える
- 隅にほこりが溜まる
- 圧迫感がある
といったデメリットがあります。寝る時は快適に過ごしたいですよね。
解消するには、ベッドの頭と端を壁につけないように隙間をつくるだけ!
ベッドまわりの風通しがよくなり、開放感が生まれ、部屋全体も明るく広く見えますよ!
うちは窓際にベッドがあるから大丈夫ね?
ベッドを窓際に置くのもカビの原因になったり、窓からの外気で体調を崩したりとデメリットがあります。
本記事ではベッドの頭と端を、窓や壁につけないだけで、デメリットが解消される理由を詳しく説明します。
また、ベッドを壁につけずに快適に睡眠がとれるインテリアやグッズも併せてご紹介します♪
ベッドの頭を壁につけない理由3つ!ベッドの種類も紹介
そもそも、どれくらいベッドを壁から離せばいいの?
通気性を良くするためなので、ベッドと壁の間は10㎝ほど空いていれば十分です。
大きく離す必要はありません。
特に頭側は人が通れるくらいの隙間をつくると、空いた空間を意識してしまい落ち着いて眠れなくなります。
落ち着かないうえに、何かが頭の上を通るかも…と怖い感じがしますよね。
快適な睡眠のためにはベッドを壁につけない適度な距離が必要です。
そして壁にベッドをつけないことによって得られる効果が3つあります。
- 通気性を高めて湿気を逃がせる
- 隅のほこりも掃除ができて清潔を保てる
- 開放感がでてストレスがなくなる
では、なぜ壁から離すだけで効果を得られるか理由を詳しく見ていきましょう!
1.ベッドはカビの温床!通気性を高めるために
人は寝ている間にコップ1杯の寝汗をかくと言われています。
汗は寝具が吸収してしまうので、寝具には湿気が溜まっています!
少しでも湿気をなくすために布団を干したり、布団乾燥機を使ったり、通気性の高い寝具を使ったりとしている訳ですが…。
もっと簡単な方法はないの?
湿気を減らす簡単な方法、あります!実はベッドを壁につけないだけでも効果があるのです。
カビ防止には空気の通り道をつくって湿気をこもらせないことが大切です。
ちなみにカビの発生条件は
- 70%以上の湿度(60%~活発に活動する)
- 20~30℃の温度(25~28℃が繁殖しやすい)
- 栄養(ほこり、ダニ、髪の毛など)
ベッドはカビにとって好条件の場所ですね!
寝具の裏側をみると黒い斑点が!
1度そうなってしまうとカビを根絶することはできません。
特に梅雨の時期は布団を外に干す機会が少ないので、ベッドを壁から離し常に通気性を良くしておくことをおすすめします。
2.隅のほこりも楽に掃除ができる
壁にベッドをつけている場合、1度ベッドを動かして掃除しなければ隅にたまったほこりの掃除ができません。
でも、いちいちベッドを動かすのはとても面倒。
あらかじめ隙間をつくっておけば動かす手間も省けます。
ベッドの頭側と横側も壁との隙間があれば掃除機でほこりを吸うことができます。
ベッドの下や周辺はほこりが溜まりやすく、虫の死骸がある場合も!
ベッドを壁から離しておいて、気軽に掃除ができる環境にしておきましょう。
また隙間ができることでベッドメイキングをやりやすくなります。
ベッドより大きいサイズの掛け布団を使っている場合は、布団のズレを直しやすくなります。
3.ベッドを壁から離して開放感を
ベットを壁につけた状態で寝ると圧迫感がありストレスとなります。
ストレスを抱えたままでは良質な睡眠はとれません。
圧迫感とは、大きく迫っていて威圧されているときに感じます。壁がまさにそうですよね。
ベッドを壁につけないで、まわりに空間をつくることで圧迫感を解消しましょう。
ベッドの側面だけでなく頭側も壁から離すことを忘れないでくださいね。
また開放感を崩さないためにも、ベッドまわりの空間に棚などを置くときは背の低い物で統一しましょう。
快適な睡眠のために!自分に合ったベッドを選ぼう
もっと睡眠の質を上げたい!という方は、目的に合ったベッドを選ぶことが1番重要です。
ベッドの種類が多すぎて悩んじゃうわ
という方のために、ベッドの特徴を以下の3に分けてまとめました。
- 床板
- ベッドフレーム
- マットレス
ベッドは種類によって機能や特徴が違うので、自分のライフスタイルに合ったものを選んでくださいね!
【床板】
まずは床板(とこいた)をみてみましょう。
種類 | ○メリット | ×デメリット |
---|---|---|
すのこ | ・通気性が良い ・夏は涼しい ・香りが良い | ・きしむ時がある ・冬は寒い |
張り板 | ・強度がありきしみにくい ・冬は暖かい | ・すのこよりも通 ・気性が劣る ・カビが発生しやすい |
私はカビが怖いので、すのこタイプの床板を選びました。
使い続けると、きしむようになってきたものの、カビはまだ見当たりません。
【ベッドフレーム】
つぎはベッドフレームです。用途によって形がかなり違います。
レッグベッド | 一般的な脚つきタイプでベッド下を掃除しやすい |
収納ベッド | ベッド下に収納機能をつけたベッド |
ロフトベッド | 高い部分にベッドを置き、下に空間をつくったベッドで狭い部屋におすすめ |
2段ベッド | ロフトベッドの下にもう1つベッドをおいたもので、子供部屋におすすめ |
折りたたみベッド | 使わないときは折りたたんでスペースをとらずに収納できる |
ソファーベッド | ソファーとベッドが一体化しているので使い勝手が良い |
掃除がしやすいものは、下に隙間があるレッグベッドや移動できる折りたたみベッドでしょうか。
1人暮らしをしていたときはロフトベッドにお世話になりました。
下に空間ができる分、部屋が広くなりとても快適でしたね!
【マットレス】
最後はマットレス。硬さや耐久性に差があります。
種類 | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
低反発マットレス | ・体の形に合わせて沈み込む ・寝返りの回数を抑え過度な圧迫感を抑える ・通気性はよくない | ・寝返りのせいで寝付けない ・横向きに寝ることが多い ・床ずれになりやすい |
ポケットコイルマットレス | ・体に負担がかかりにくく、どんな体制にもフィットする ・立っているときに近い姿勢で寝れる ・寝心地はいいが耐久性があまりなく、値段も少し高め ・通気性は低い | ・腰や肩への負担を減らしたい ・体重が軽い ・質の良い睡眠をとりたい |
ボンネルコイルマットレス | ・体が沈まず、硬めの寝心地 ・人によっては背中や腰に負担がかかる ・丈夫で耐久性と通気性に優れている ・比較的安い | ・カビ対策をしたい ・腰痛がある ・体が大きい |
マットレスを大きく3つに分けましたが、その中でも耐久性や柔らかさなどが違ってきます。
人によって重視するところが違うので体型や好み、価値観をすり合わせて自分に合ったマットレスを選びましょう。
ベッドの頭側に棚を設置!快適インテリアも紹介!
就寝前はとてもリラックスする時間ですよね。スマホをいじったり、本を読んだりと過ごし方は人それぞれ。
私の場合はそのまま寝落ち…なんてことも多々あります。
リラックスしたまま眠りにつくと、質の良い睡眠をとることができます!
質の良い睡眠とはどんな睡眠?
- 寝つきがいい
- 途中で起きることなく眠れている
- 寝起きがいい
- 昼夜のメリハリができている
質の良い睡眠がとれると生活リズムが整いやすくなり、活動的に過ごせるようになります。
就寝前に快適な時間を過ごすための小物。そのままベッド上に放置という訳にはいきません!
睡眠の邪魔にならないように、小物を置くのに便利な棚をベッドまわりに置いておきましょう。
ヘッドボードで小物を置くスペースを確保
ベッドの頭側についている棚や板のことをヘッドボードといいます。
- 棚付き(宮付き)タイプ
- パネルタイプ
- クッションタイプ
- 後つけタイプ
など様々なデザインがあり、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
棚付き(宮付き)タイプ
日本で人気なのはヘッドボードに棚と照明とコンセントがついているものです。
スマホを充電しながら眠れるなんて最高ですね!
ほこりがたまりやすいのが難点ですが、小物を置くのに便利です。
他にも色々なタイプのヘッドボードがあります。
パネルタイプ
シンプルで比較的低価格な一般的なヘッドボードです。
寄りかかることができるので、ベッドに長時間座る人にはおすすめです。
クッションタイプ
こちらも背もたれしやすいタイプです。海外ドラマや映画でもよく見ますよね。
柔らかいのでパネルタイプよりも快適に寄りかかれます。
また、頭をヘッドボードにぶつけても衝撃を和らげてくれるので痛くありません。
部屋が狭くてソファを置けない方はクッションタイプがおすすめです。
後付けタイプ
ヘッドボードがついていないベッドでも、後付けタイプのものを設置することができます 。
ヘッドボードをつけるときはマットレスの厚みより低いものは選ばないようにしましょう。見栄えが悪くなります。
頭側に物を置きたくない!そんな時はナイトテーブルを活用
頭のそばに物があったら落ち着かないという方は、ナイトテーブル(サイドテーブル)がおすすめです。
ベッドから出ずに手の届く範囲に物があれば、ストレスもかなり軽減されますよね。
棚や引き出しがついているものは収納力が抜群で、ベッドまわりをスッキリと見せてくれます。
キャスター付きのナイトテーブルは部屋のお掃除が楽になるのでおすすめ。
他にもおすすめの快適インテリア3種類を紹介
ヘッドボードやナイトテーブルだけじゃ部屋が寂しいわ
よく寝室に使われるインテリアを3つをご紹介します。
- クッション(デコラティブピロー)
- フットベンチ(オットマン)
- 間接照明
部屋が華やかになるだけでなく快適な睡眠をとれる手助けもしてくれるので、ぜひ置いてみてくださいね!
クッション(デコラティブピロー)
ホテルや海外ではクッションがたくさん置いてあるのを目にします。
ベッドに置いてあるクッションには装飾としての役割と背もたれとしての役割があります。
クッションがたくさんあると空間に立体感がでて色や柄があるものは部屋が明るくなります!
ベッドを飾る枕やクッションをまとめてデコラティブピローと言います。
フットベンチ(オットマン)
フットベンチは掛布団が落ちるのを防いでくれます。
フットベンチにはベッドを長くおしゃれにみせる効果もありますよ♪
別名のオットマンとは足置きを意味し、ベッドだけでなくソファーでも使われます。
間接照明
寝る前に強い光で目が冴えることがないよう、柔らかい光が理想です。
間接照明はできればオレンジ系の電球色にして、直接光が目に入らない場所に設置するのが良いですね。
それから、夜中に目が覚めてトイレに行きたくなることもあります。
もう1度眠ることを考えて、部屋の明かりはなるべく落としておきたいところ。
足元にダウンライトを設置して部屋は暗く、でも足元は歩きやすいように照らしておくと眠りにつきやすくなります。
ベッドの頭を窓につけると良くない理由を4つ紹介!
朝は太陽の光で目覚めたいからと、窓側にベッドをつけていませんか?
ベッドを壁につけないことと同様に、窓側にもつけないことをおすすめします。
自然光で目を覚ますのは確かに体にストレスを与えませんが、ベッドを窓側につけることで起きるデメリットもあるのです。
- カビが発生しやすい
- 外気を感じやすい
- 騒音に悩まされる
- 掃除がしにくい
結構デメリットがありますね!では、デメリットの理由をそれぞれ見ていきましょう。
【デメリット1】結露によってカビが発生しやすい
窓は結露がおきやすく、近くにベッドを置いていると寝具が湿気を吸収してしまいます。
湿気はカビの大好物!特に冬は外気との温度差で毎日のように結露がおきてしまうので、カビの発生率も高まります。
カビは健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。健康のためにもカビの発生を防ぎましょう。
【デメリット2】外の熱気や冷気を感じやすい
直射日光で暑くなったり隙間風で寒くなったりと窓に近いほど影響を受けてしまいます。
また、直射日光が目に当たると目を傷めてしまう恐れがあるので危険です。
暑さや寒さ、光で体に負担をかけることのないよう頭と体は窓から離しておきたいですね。
【デメリット3】外の騒音が聞こえやすい
夜、動物の鳴き声や車の音で目が覚めたことはありませんか?
窓に近いほど外の音は聞こえやすくなります。
途中で起きてしまうと質のいい睡眠はとれません。
できるだけ外の音を拾わないよう、頭の位置は窓からできるだけ離しましょう。
【デメリット4】掃除がしにくくなる
こちらもベッドを壁につけないことと同じように窓との間に隙間がないと掃除がしにくいですよね。
窓側は外からほこりが入ってきやすいので、まめに掃除をしないとすぐにほこりがたまります。
いつでも掃除ができるよう、窓からベッドを離しておきましょう。
より快適な睡眠をとるためにはベッドは窓や壁につけないで配置するのが一番いいですね!
窓から距離をとれないときは?
部屋の間取りによって、どうしても窓の近くにベッドを置くしかないときは
- オイルヒーターを設置する
- 頭が窓に向くなら、高さのあるベッドボードを選ぶ
- カーテンを遮熱効果があるものにする
- 結露防止のシートを窓に貼る
などの対処方があります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
できれば避けたい他のベッドの配置は?
扉の正面
人の出入りする扉の近くは人が入ってくるかも…と落ち着かず眠りが浅くなります。
また、ドアの外の音も聞こえやすいため気になってしまいます。
エアコンの下
エアコンの風は直接当たると体調を崩す恐れがあります。健康面を考えると避けたほうが良いですね。
寝起きの頭痛対策など、快適に眠るためのヒントはこちらも参考に♪
まとめ
- ベットのまわりに隙間をつくると通気性がよくなる、掃除がしやすくなる、開放的になるというメリットがある
- 快適な睡眠を得るために、ベッドの種類や特徴を理解して自分に合ったベッドを選ぼう
- 就寝前はリラックスして質の良い睡眠をとろう
- クッションやフットボード、間接照明を使ってベッドまわりを快適にしよう
- ベッドを窓側につけるとカビになる、外気を感じる、騒音が聞こえる、掃除がしにくいというデメリットがある
- ベッドと窓の距離をとれないときは遮熱効果のカーテンや結露防止シートを貼るなど対策をしよう
ベッドは1日のうちで1/3の時間を過ごす場所です。
寝室を自分に合った快適な環境にして、質の良い睡眠をとりたいですね!