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ドライアイス保管方法4つと容器紹介!家庭用冷凍庫では溶けるので注意

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氷よりもずっと冷たく、物を冷やしたり、白い煙のような演出に使われたりと活躍しているドライアイス。

ドライアイス自体が長時間溶けずに、ずっと冷たい状態を維持してくれるととても助かりますよね。

残念ながら、ドライアイスは家庭用冷凍庫に保管しても溶けてしまいます。

ドライアイスが溶けないようにするのは難しいので、ドライアイスをなるべく長い時間保管するための方法をご紹介します。

ドライアイスのベストな保管方法は、紙とタオルで包む+発泡スチロールボックスに入れる+冷凍庫に保管する!

ドライアイスの保管方法の注意点は、密閉容器に入れないこと!

この記事ではドライアイスの保管方法と保管容器や超低温冷凍庫をご紹介します!

さらに、ドライアイスが冷凍庫では溶けてしまう理由と扱う際の注意点も解説します。

もくじ
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ドライアイスの保管方法4つ紹介!冷気を閉じ込るべし

ドライアイスは-78.5℃の二酸化炭素の固体です。
一般的な冷凍庫は-18℃なので、ドライアイスを冷凍庫に保管しても溶けてしまいます。

つまり、ドライアイスを完全に溶けないように保管するのは難しいので、いかに溶けるまでの時間を稼ぐかが保管方法のポイントです!

ドライアイスを保管するときのポイント
  1. なるべく空気に触れないように包む。
  2. 出来る限り気温が低い環境で保管する。

ここでは、ご家庭でも出来る4つの保管方法をご紹介します!

ドライアイスの保管方法
  1. 新聞紙やタオルで包む。
  2. 発泡スチロールボックスで保管する。
  3. 冷凍庫で保管する。
  4. ダンボールで保管する。

ドライアイスは溶けると体積が約750倍になるので、絶対に容器を密閉してはいけません。

ドライアイスの保管時間の目安も参考にご紹介します。

ドライアイスを扱うときの注意点は「ドライアイスを扱う際の4つの注意事項」をご覧ください。

【方法1】新聞紙やタオルで包む

ドライアイスは一般的にクラフト紙に包まれて販売されており、新聞紙は身近にある紙の中で一番ドライアイスが溶けるのを防いでくれます。

新聞紙やタオルで包む保管方法

ドライアイスを新聞紙で3重に包み、さらにその上からタオルで包みます。

なるべく長時間保管したい場合の方法ですので、頻繁に取り出して使用する場合は効果を発揮しません。

【方法2】発泡スチロールボックスで保管する

ドライアイスは密閉して保管してはいけないので、通気性が良く保冷効果が高い発泡スチロールは保管に適した容器です。

発泡スチロールボックスによる保管方法

発泡スチロールボックスにドライアイスを入れるだけでも、外気から遮断されるので保冷効果があります。

さらに、次の2つの手間を掛けることで保管時間が伸びます。

  1. 新聞紙やタオルでドライアイスを包む。(方法1
  2. ボックスの隙間を紙やタオルで埋めて、なるべく空気が入らないようにする。

【方法3】冷凍庫で保管する

一般的な冷凍庫は-18℃であり、身近で一番温度が低い環境(寒い土地の真冬を除く)です。

ドライアイスは冷凍庫に保管しても溶けてしまいますが、-18℃以上の室温に保管するよりは溶ける速度は遅くなります。

冷凍庫による保管方法

ドライアイスを冷凍庫に直接置くと、くっつく可能性があるので、すぐに使用する場合でも紙などに包んで保管します。

さらに、次の3つの手間を掛けることで保管時間が伸びます。

  1. 新聞紙やタオルでドライアイスを包む。(方法1
  2. 発泡スチロールボックスに入れる。(方法2
  3. ボックスの隙間を紙やタオルで埋めて、なるべく空気が入らないようにする。

「紙とタオルで包む+発泡スチロールボックスに入れる+冷凍庫に保管」がドライアイスのベストな保管方法!

【方法4】ダンボールで保管する

発泡スチロールボックスがない場合は、ドライアイスをダンボールに保管することで室温に置くより保冷効果を得られます。

ダンボールによる保管方法

ドライアイスを紙などに包んで保管します。

発泡スチロールボックスと同様に、次の2つの手間を掛けることで保管時間が伸びます。

  1. 新聞紙やタオルでドライアイスを包む。(方法1
  2. ダンボールの隙間を紙やタオルで埋めて、なるべく空気が入らないようにする。

【参考】ドライアイスが溶けるまでの時間目安

ドライアイスが溶ける時間は「保管状況による」が結論ですので、参考としてご紹介します。

保管状況(1㎏と仮定)溶ける時間
常温で保管2~3時間
冷凍庫で保管4時間
紙などに包んで保存したい物と一緒に発泡スチロールに入れて保管4~5時間
紙などに包んで発泡スチロールに入れて保管(開閉なし)10時間
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ドライアイスの保管容器4つと超低温冷凍庫も紹介!

ドライアイスの保管時間を延ばすために、なるべく冷気を逃さず、外気に触れないような保管容器を選ぶことが大事です。

ご家庭でも扱える物から業務用として使用できる物まで、4種類のドライアイスの保管容器をご紹介します!

ドライアイスの保管容器
  1. 【発泡スチロールボックス①】入手し易くお手軽
  2. 【発泡スチロールボックス②】専用なので保冷抜群
  3. 【ドライアイス携帯用保冷バッグ】黒色でシンプルかつ肩掛け可能
  4. 【デュワー瓶】短時間保管向けで-196℃~100℃に対応

-80℃まで冷やせる超低温冷凍庫(業務用)もご紹介します!

【発泡スチロールボックス①】入手し易くお手軽

発泡スチロールボックスはホームセンターなどにも販売されており、ご家庭でドライアイスを保管する場合におすすめな容器です!

発泡スチロールボックス①

こちらは、容量7.9L(長さ260×幅320×高さ230㎜)で重さは140gの発泡スチロールの容器です。

発泡スチロール自体は軽量で、取っ手が付いているので持ち運びにも便利!

【発泡スチロールボックス②】専用なので保冷抜群

ドライアイス保管専用の発泡スチロールボックスなので、保冷力が非常に高く業務用にもおすすめです!

発泡スチロールボックス②

引用 日本橋ドライアイス

3つのおすすめポイント!

  1. 密閉性かつ適度な通気性を持ち、ドライアイスのために作られた発泡スチロールを使用。
  2. 発泡スチロールの密度が高いため超頑丈。
  3. 二重蓋構造により外気を遮断。可動式の内蓋により、空気との接触を極力抑えられる。

【ドライアイス携帯用保冷バッグ】黒色でシンプルかつ肩掛け可能

ドライアイスを保冷しながら携帯できるバッグなので、持ち歩きが必要な方におすすめです!

ドライアイス携帯用保冷バッグ

引用 関東商事株式会社

10㎏用と20㎏用があり、20㎏用の外寸は290×290×290㎜です。

カラーが黒なので場所や状況を選ばず使用することができます。

【デュワー瓶】短時間保管向けで-196℃にも対応

ドライアイスを短時間の保管する場合向けですが、液体窒素も扱う場合にはおすすめです。

デュワー瓶とは二重壁容器で、二重壁の内部を真空にすることで熱伝導を防ぎ保温する容器のことです。

デュワー瓶

フタ無しと栓付タイプがありますが、ドライアイスは溶けると気化して体積が膨張するので、フタ無しをおすすめします。

【超低温冷凍庫】-80℃でドライアイスの保管に最適

本格的にドライアイスを保管するためには、-78.5℃以下の環境にする必要があります。

超低温冷凍庫

引用 株式会社ダイレイ

-60℃~-80℃に対応している超低温冷凍庫です。容量は70L~828L。質量は45㎏~345㎏。

100V電源が必要なので、設置場所には注意が必要です。

ドライアイスの保管が冷凍庫だと溶ける理由は温度差!

ドライアイスを冷凍庫に保管しても溶ける理由は3つあります!

  1. 60℃の温度差で溶ける
  2. 冷凍庫内のファンの風で溶ける
  3. 結露しないから溶ける

ドライアイスを扱う際の注意点も解説します!

ドライアイスが冷凍庫で溶ける理由3つ

ドライアイスを冷凍庫で保管すると溶ける理由を解説します!

理由1 温度差

ドライアイスは-78.5℃、一般的な冷凍庫は-18℃なので温度差が約60℃、家庭用冷凍庫でドライアイスが溶ける1番の理由です。

氷を60℃のお湯に入れた状態を想定するとわかりやすいですね。

理由2 風があたる

ドライアイスは風力に弱いのです。冷気を庫内に循環させるためのファンから出る風が、ドライアイスが溶ける原因になります。

理由3 結露しない

周りとの温度差でドライアイス自体が結露します。結露してドライアイスの表面に付いた水分は、断熱材の役割をします。

冷凍庫では水分は凍るので、湿度が低くなりドライアイスの表面があまり結露せず、断熱効果が発揮されないため早く溶けます。

ドライアイスとは二酸化炭素の固体

そもそも、ドライアイスとは-78.5℃の二酸化炭素の固体です。

溶けても氷のように液体にはならず、気体の二酸化炭素(無臭透明)に戻り、体積が約750倍になります!

ドライアイスのように直接気体になることを「昇華」といいます。

ドライアイスが昇華するときの煙は、空気中の水蒸気が冷やされて白くなったものなのです。

ドライアイスを扱う際の4つの注意事項

ドライアイスは低温やけどなどの危険もあるので、扱いには注意しましょう。

注意事項
直接手で触れない

ドライアイスに直接触れると低温やけどになる恐れがあります。

ドライアイスを使用する際は、必ず厚手の手袋(おすすめは軍手2重+ゴム手袋)を着用してから触れるようにしましょう。

注意事項
換気の良い場所で使用する

ドライアイスが溶ける(昇華)=二酸化炭素が気化するということです。

ドライアイスを密閉した室内で使用すると、空気中の二酸化炭素が増えるので酸欠になる恐れがあります。

注意事項
破裂する危険があるので密閉容器に入れない

ドライアイスが溶けたとき、気化した二酸化炭素の体積は約750倍になります。

密閉した状態で保管してドライアイスが溶けると、容器が耐え切れず破裂する危険性があるので注意しましょう。

注意事項
決して口に入れてはいけない

ドライアイスは食用ではないうえに、とても低温なので舌や食道にくっついてしまい、凍傷になる恐れがあります。

もし口に含んでしまった場合は、少量のぬるま湯で何度も口をゆすぎ、少しずつドライアイスを溶かしましょう。

凍傷の心配もあるので、念のため病院を受診することをおすすめします。

まとめ

  • ドライアイスの保管時間を延ばすポイントは、なるべく空気に触れないように、出来る限り気温が低い環境で保管する。
  • ドライアイスのベストな保管方法は、紙とタオルで包み、発泡スチロールボックス(ない場合ダンボール代用)に入れ、冷凍庫で保管。
  • ドライアイスの保管容器は、保温性と適度な通気性を持つ発泡スチロールボックスがベスト。専用ボックスや持ち運びバッグも有り。
  • ドライアイスは-78.5℃の二酸化炭素の固体で、溶けると気化した体積が750倍になるため、密閉してはいけない。
  • ドライアイスが冷凍庫で溶ける理由は、約60℃の温度差・冷凍庫内のファンの風・結露しないことが原因。
  • ドライアイスを扱う際は、直接手で触れない・換気する・密閉容器に入れない・口に入れないの4つに注意する。

保管方法を実践していただき、物をキンキンに冷やしてくれるドライアイスを長持ちさせて、鮮度を保つお手伝いが出来れば幸いです。

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