キャッチフレーズを決めることによってクラスの団結力が固まる学級目標。
学校目標は先生の理想と、生徒たちの思いが一つになって作られるものです。
しかし、いざ学級目標を決めようとしても、スムーズに決まらないことが多いですよね。
学級目標は生徒たちが覚えやすいようにシンプルで、モチベーションが上がる言葉を選ぶと間違いないですよ!
中学生は四字熟語や英語がキャッチフレーズに使われているとカッコいいよね!
今回は、学級目標が決まらないときにおすすめのキャッチフレーズを小学校低学年、高学年、中学生に分けて紹介します。
また、学級目標の掲示場所や、話し合いがスムーズにいく決め方も説明していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
学級目標のキャッチフレーズはシンプルに!学年別紹介
新学期、クラスごとに決める学級目標に頭を悩ませたことはありませんか?
学級目標は生徒たちがキャッチフレーズの意味を理解していないと意味がないので、適当に決めるわけにはいきません!
でも、生徒たちの意見は少ないし、アイデアも浮かばない!
そんな悩みをもつあなたに、学年ごとに合ったおすすめの学級目標をご紹介します。
学年別にご紹介!
生徒たちの成長に合わせて言葉の難易度を上げ、目標をイメージしやすいキャッチフレーズにしましょう。
いくつか例を紹介しますので、いいフレーズが浮かばないときは、ぜひ参考にしてくださいね♪
【小学校1~3年生】簡単で覚えやすい言葉に
小学校の低学年では、できるだけ簡単な言葉や覚えやすい言葉をつかって学級目標を決めましょう。
小学校1~3年生といえば覚える漢字も少なく、言葉の意味も理解できないものが多いです。
以下の3点を意識して、学級目標のキャッチフレーズに使う言葉を選ぶとスムーズに決まりますよ。
3つのポイント
- ひらがな
- よく使う言葉
- リズム良く
- げんき
- なかよし
- えがお
- なかま
- たのしい
- ともだち
子どもたちが楽しい学校生活を送れるように、明るいフレーズが好ましいですね。
また、リズムよく言葉を並べるのも覚えやすくておすすめです。
リズムを意識したフレーズ
- みんな なかよく たのしいクラス
- えがおが たくさん あかるいクラス
身近に感じられるキャッチフレーズだと◎。習った漢字は積極的につかっていきましょう。
【小学校4〜6年生】2文字の熟語を活用
高学年になると、合唱コンクールや運動会のように、クラスの団結力が必要となる場面があります。
クラスが一丸となり、前向きになれるようなキャッチフレーズにすると、学校行事でもモチベーションが上がるのでおすすめです。
また、口に出しやすい2文字の熟語を織り込み、呼びかけるフレーズにすると目標に意識が向くようになります。
2つのポイント
- 2文字の熟語を使う
- 呼びかけるフレーズにする
- 努力
- 挑戦
- 希望
- 前進
- 成長
- 本気
- 仲間
高学年になると、少し文章が長くてもシンプルな意味であれば、生徒たちも目標にしやすいですよ。
例えばこんな学級目標
- 挑戦することをあきらめない!仲間と一緒に前進しよう!
- 努力をおこたるな。それが自身の成長につながる
いくつか熟語を入れて、文章にメリハリをつけましょう。
【中学生】英語と日本語でかっこいいフレーズに
中学生になると自分で調べる能力が身についており、言葉の意味を理解できるようになっています。
中学生の場合は難しい四字熟語や英語をつかって、かっこいいキャッチフレーズを学級目標にしましょう。
また、個人の目標にも当てはまる言葉の方が、やる気が出るのでおすすめです。
- 文武両道…運動と勉強、どちらも優れていること
- 初志貫徹…初めに決めたことを最後まで貫きとおすこと
- 誠心誠意…心を込めて相手に接すること
- 日進月歩…日々少しずつ努力を重ねながら前に進むこと
- 全力疾走…最後まで力いっぱい走り抜くこと
英語の一例
私は英語と日本語を合わせた学級目標がかっこいいので好きですね!
なので、こんな感じのフレーズはいかがでしょうか?
英語+日本語のフレーズの例
- 立ち止まらずにnext stageへ!
- just do it!失敗を恐れずに前へ進もう
学級目標の掲示はイラストで明るく意識しやすい場所!
学級目標が決まったら、次は模造紙におこして掲示します。
紙におこすときにイラストを描いてもらうなど、生徒たちに協力してもらうと、思い入れのある学級目標になります。
- 学級目標の装飾
- 学級目標の掲示場所
上記2点を工夫して、生徒たちがより目標を意識してくれるようにしましょう。
生徒の協力必須!イラストや装飾で文字を囲もう!
学級目標は一人一人に意識してもらわないと達成できません。
自分たちが決めた目標だと実感をもってもらうために、生徒たちの手で学級目標を書いてもらい、装飾することが望ましいです。
クラス全員が学級目標づくりに参加できるように、目標を囲うようにしてイラストを描くなど、工夫をしましょう。
- イラスト
- 自分の似顔絵
- 手形
- 一年の豊富
- 克服したいこと
- こんなクラスにしたい
学級目標の掲示場所は教室の後ろや廊下がベスト!
学級目標の掲示場所は目につきやすいところが一番いいのですが、さすがに教室の前側にあると気が散って、授業に集中できません。
掲示場所のおすすめは目につきやすい教室の後ろ側と、他のクラスの生徒も見ることができる廊下です。
他のクラスの生徒に見られることによって、自分のクラスの学級目標を再認識して意識することにつながります。
学級目標の決め方を伝授!アンケートでスムーズに!
学級目標は「先生の理想」と「生徒たちがどんなクラスにしたいか」の2つを合わせてつくりあげるものです。
そのため、以下のことに注意して決めなければいけません。
- 全てを先生が決めないこと
- 全てを生徒に任せないこと
でも、生徒たちの気持ちが大事だから、たくさん意見を出してほしい。
学級目標の言葉なんて思いつかないよ。先生が決めてー!
学級目標は生徒側からアイデアを出してもらい、先生が自分の思いとクラスの実態に合った目標かどうかを判断するというのが理想の決め方です。
ただ、いきなり学級目標を考えてくださいと言われても、すぐにはアイデアは出ませんよね。
時間をかけて先生が生徒の様子を把握し、生徒がクラスの雰囲気に慣れてから目標を考えると、アイデアが浮かびやすいです。
ここでは、学級目標を決めるまでの進め方と、そのあとの決め方を説明します。
学級目標の決め方
- 学校生活の中でイメージの種をまく
- 事前準備としてアンケートをとる
- アンケートを集計して報告する
- 最終決定
これらを実践すると、先生も生徒も納得のいく学級目標がスムーズに決まります!
1.学校生活の中でイメージの種をまく
まずは普段の学校生活で、先生が思ったことを生徒たちに伝えていくことから始まります。
たとえば、元気にあいさつできていれば「このクラスは元気だね」、テストでいい点数をとれていれば「このクラスは努力家だね」など。
「このクラスは〇〇なんだね」と伝えることで、クラスのイメージが広がります。
生徒とのコミュニケーションにもなるので、前向きな言葉を積極的に伝えましょう!
2.事前準備としてアンケートをとる
学級目標を決める前に必ずやってほしいことは、「どんなクラスにしたいか」のアンケートを事前にとることです。
アンケートをとる際、以下の3つの質問に答えてもらうと、学級目標の方向性が決まります。
- クラスのイメージをかく(明るい、元気、仲がいいなど)
- 学習面、生活面、行事面でのクラス目標を具体的にかく(けがをしない、運動会で一位をとるなど)
- 学級目標に入れたい言葉、キーワードをかく
3.アンケートを集計して報告する
生徒は他にどんな意見が出ていたのか気になっているはず。
アンケートをとったあとは集計して、みんなの意見をまとめた資料をつくり報告しましょう。
そのあとはいくつかのグループに分かれてもらい、それぞれ学級目標を出してもらいます。
4.最終決定
グループで出してもらった学級目標から1つ選ぶか、それぞれいい部分をつなげて新しい目標をつくるか生徒たちの考えを聞きましょう。
先生も入れたい言葉があれば伝えてくださいね。
外したくない言葉やキーワードが入っているかみんなに確認したら、学級目標は完成です。
まとめ
- 学級目標は、小学校1~3年生は簡単で覚えやすい言葉、4~6年生は2文字の熟語で呼びかけるフレーズにするとよい
- 中学生は四字熟語や英語をつかうと、かっこいいキャッチフレーズの学級目標ができる
- 自分たちが決めた目標だと実感してもらうために、学級目標は生徒たちの手で装飾してもらおう
- 学級目標を掲示する場所は、目標を意識しやすいように教室の後ろ側か廊下に貼るとよい
- 普段から生徒たちにクラスのイメージを伝えておき、学級目標を決める前にはどんなイメージかアンケートをとろう
- アンケート結果を報告し、グループごとに案を出してもらい、学級目標を決めよう
学級目標は、先生にとっては一貫性をもった指導を行うための道しるべであり、生徒にとってはモチベーションを高めることができる方法です。
この目標が一年間クラスの一人一人を支えてくれるように、しっかりと考え、話し合って決めましょう。