あなたは、ペットを飼っていますか?飼おうと思ったことはありますか?
ペットを飼うためには、多くの人がペットショップへ足を運びます。
ペットショップでかわいい動物を見ているだけで、飽きないですし、笑顔になれますよね。
ペットショップには、たくさんのペットがいますが、残念ながら売れ残りになってしまうペットがいます。
売れ残りになったペットは、どうなっちゃうの?
可愛そうだから引き取りたい!!
生き物が好きな方の中には、売れ残りのペットがかわいそうに感じ、引き取りたいと考える方もいます。
生き物を飼うのは、毎日のお世話もあり責任も重く大変ですが、それ以上に癒やしや楽しい時間を過ごせます。
今回の記事では、ペットショップで売れ残りになってしまったペットを引き取りたい場合の方法を、ワンちゃんネコちゃんに絞って紹介します。
ペットショップで売れ残りを引き取りたい場合!!
ペットショップには、たくさんの動物たちが売られています。見ているだけで癒やし効果抜群です。
ペットたちは、新しい飼い主が迎えに来てくれるのを待っています。
しかしなかなか飼い主が決まらず、ペットショップで売れ残りになってしまう動物がいます。
もし、売れ残りになってしまった場合、動物たちはどうなってしまうのでしょうか?
可愛そうだから引き取りたい!!
かけがえのない命を守りたい。
動物たちも、飼い主がちゃんと決まり、ペットとしてかわいがってもらえる方が幸せです。
では、引き取りたい場合はどうしたらいいのでしょうか。
引き取る方法は譲渡会や里親募集制度がある
ペットショップで、売れ残りの動物をペットとして引き取る方法は、2つあります。
- 相場より値段が下がった動物を買う
- 里親の募集や譲渡会に参加する
1つ目は、値段が下がった動物を買う方法です。
ペットショップは、売れ残っている場合でも、「売れ残りのため値引き中」とは表示しません。
相場より値段が安くなっていれば、その子は売れ残りの可能性があります。
2つ目は譲渡会や里親募集制度を利用、ペットを迎える方法です。
ペットショップで買う以外には、譲渡会や里親募集などがあります。
譲渡会や里親募集は、ペットショップが開催していたり、保護団体が開催していたりします。
ペットショップや保護団体が開催している場合、それぞれホームページに詳細が載っているので気になる方は見てみましょう。
費用に関しても、開催している団体によって違ったり、地域によっても違ったりするので、調べてみましょう。
売れ残りを引き取るメリットとデメリット
売れ残りのワンちゃんネコちゃんを飼う場合、それぞれメリットデメリットがあります。
- ある程度大きくなっていたら、予防接種や離乳食は終わっている可能性が高いです。
- 予防接種が終わっていれば、飼い始めてすぐにお散歩に行くことができます。
- 離乳食が終わっていれば、ドッグフードが食べられます。
- 個性が出てきており、懐かなかったりしつけが難しかったりします。
- 先住のペットがいる場合、相性も見なくてはいけません。
かわいそうだから引き取りたい、と思ってもしっかりお世話が出来なくては元も子もありません。
大切な命です。飼うに当たり、しっかり責任を持ちましょう。
売れ残りになる理由は2つ
ペットショップで売られている動物は、なぜ売れ残ってしまうのでしょうか。
- 需要と供給のバランスの崩れ
- 売れ時が短い
理由は主にこの2つです。
やはり、人気の種類はよく売れます。よく売れるからこそ、ペットショップやブリーダーは、その種類を多く繁殖させ、増やします。
しかし、いくら人気とはいえ、いつまで続くかわかりません。
ペットに限らず、どんな商品もそうですが、売る側は「在庫切れは避けたい」と考えます。
そうなると、常に在庫を抱えている事になり、供給過多になる訳です。
例えば、ワンちゃんやネコちゃんの場合、売れ時は生後2〜3ヶ月までと言われています。
それを過ぎると、徐々に値段が下がり始め、生後半年を過ぎると売れ残りになりセール販売をすることもあります。
成長し大きくなってくると、それぞれ個性が出始めてきます。
個性が出てくると、懐かなかったり、先住のペットとの相性が合わなかったりして、売れ残りになってしまいます。
ペットショップで売れ残りはどうなる?主な道3つ
ペットショップの動物達も大切な命です。幸せに生きられるようにしてあげたいですね。
ペットショップで売れ残りになってしまった動物たちは、その後どうなるのでしょうか。
里親募集や譲渡会
売れ残りになってしまった動物たちは、まずは里親の募集や譲渡会で、飼ってくれる人を探します。
ペットショップやブリーダーは、売れ残りになった動物に、なんとしても飼い主を見つけようと行動しています。
値段を下げたり、保護団体の譲渡会に参加したり、ペットショップでは、ホームページ等で里親を募集したりしています。
希望の種類のワンちゃんネコちゃんがいる場合、譲渡会や里親募集からおうちに迎えてみるのもいいですよ。
繁殖目的で引き取られる
里親の募集や譲渡会で飼ってくれる人が見つからなかった場合、どうなるのでしょうか?
大きくなったワンちゃんネコちゃんは、繁殖目的で売り渡される事があります。
特に健康的で問題のないメスはブリーダーに戻されることがあります。繁殖適齢期になったら、妊娠と出産を繰り返します。
悪質な業者もいる
2013年に動物愛護法が改正され、悪質な業者やペットショップは減りつつあります。
それでも動物たちを不適切に扱う、悪質な業者やペットショップが、少数ですが存在しています。
ペットショップのスタッフが、個人を装い保健所に売れ残りのワンちゃんネコちゃんを持ち込むこともあります。
ペットの引き取り業者もいて、安く引き取り、売るか繁殖させ、必要なくなったら、お世話もせず放置し、死なせてしまうような事もあります。
そんな事があるなんて…ショック!!
今後は、ペットの命を粗末に扱う悪質な業者やペットショップがなくなるよう、さらなる法改正が求められています。
ペットショップの売れ残りハムスターの行方は2つ
手のひらサイズで、ひとつひとつの動きが可愛らしいハムスター。
ひまわりの種を食べたり、顔を両手で擦ったり。見ているだけで癒やし。
私は以前ハムスターを飼っていた事がありますが、友人から譲ってもらったハムスターでした。
ハムスターもペットショップで購入できます。
しかし、ハムスターは単価が安く、たくさん仕入れるため、多く残りがちなのです。
ペットショップでの売れ残りハムスターは、どうなってしまうのでしょうか?
ハムスターの売れ残りが多い2つの理由
ハムスターの売れ残りが多くなってしまう理由は2つあります。
- 大量に仕入れる
- 売れる時期が短い
ハムスターは、販売価格も安く、飼育グッズやエサなども、犬や猫などに比べると安価です。
犬や猫に比べると、ペット保険に入る人も少ないです。
そのため、お店側はたくさん仕入れて、たくさん売りたいんですね。しかし、思うように売れない場合もあります。
たくさん仕入れることによって、在庫を抱える事になってしまうので、ハムスターは売れ残りやすいんです。
ハムスターの寿命は2〜3年程と短いです。そのため、成長のスピードが早いのです。
生後2〜3ヶ月で成体となり、ペットショップなどで販売できるようになります。
若いハムスターほど人気で売れていく傾向にあります。生後半年も経つと、売れにくくなってしまうのです。
売れ残ったハムスターは可哀そうだけど殺処分されてしまう!!
ペットショップで売れ残りになってしまったハムスターは、どうなってしまうのでしょうか。
まずは犬猫の場合と同様に、値段が下がり、安売りになります。
その後は譲渡会に出されたり里親の募集をしたりします。
引き取りたいと考えている方は、活用してみてください。
それ以外のハムスターの行き先は主に2つです。
- 殺処分される
- ブリーダーに返される
売れ時を過ぎてしまったハムスターは、ペットショップで展示を続けても売れにくく、コストがかかるだけになります。
なので、飼い主が見つからなければ、基本的には殺処分という形になってしまいます。
ブリーダーに返され、繁殖用として飼育される場合もあります。
ここでは2パターン紹介しましたが、実態は殺処分の方がどうしても多いようです。
売れ残りハムスターが、基本的に殺処分されているとは、悲しい現実です。
ハムスターはネズミなので、繁殖しやすい動物ではあります。殺処分しなくてもいいよう、ペット業界には頑張ってもらいたいですね。
まとめ
- ペットショップで売れ残り動物を引き取る方法は、[値段引き動物を買う][里親募集や譲渡会に参加する]の2つ。
- ペットショップで売れ残りが発生する理由は、[需要と供給の崩れ][売れ時が短い]の2つの理由。
- ペットショップで売れ残り動物は、[譲渡会や里親募集に出される][繁殖目的で引き取られる][悪質業者に引き取られる]の3つ。
- ペットショップで売れ残りハムスターは、基本的に殺処分されている。
- ハムスターは大量に仕入れられ、売れる期間は短いため、売れ残りが発生しやすい。
ペットショップに行くと、可愛らしい動物たちがたくさんいて、見ていて癒やしを感じます。
しかし、「かわいいから飼いたい」だけではなく、飼うからにはしっかり責任も持ちたいですね!!
ペットのお迎えを考えている方は、ペットショップだけでなく、里親募集や譲渡会などでの引き取りを検討してみてください。
1匹でも多くのペットが、飼い主の元で幸せに暮らせる事を祈っています。