試合で着たユニフォーム、あなたはどう保管していますか?
大事なユニフォームを少しでもキレイな状態に保つには、優しい洗い方で丁寧に扱うことが重要になります。
ユニフォームは丈夫に作られているとはいえ、保管方法によってはシワがよったり、プリントが剥がれたりと劣化していく消耗品です。
洗濯後はシワがよらず、型崩れもしない100均のハンガーにかけて保管しましょう。
また、サイン入りユニフォームだとハンガーではなく額に入れる方法がおすすめです。
畳んでしまっても大丈夫かな?
ユニフォームは畳んで収納しても大丈夫ですよ。ただ、普通にしまうと畳み癖の折り目やシワができるので、注意が必要です。
ユニフォームを畳んでしまう際の保管方法も紹介していますので、キレイな状態を維持する秘訣をぜひ覚えていってくださいね。
ユニフォームの保管方法は手洗いが基本!ポイントは5つ
明日は試合だ!ユニフォームを用意しなきゃ!
うわー、背番号がボロボロに剥がれてる…
試合に必要なユニフォーム。
着用後、他の衣類と同じ保管方法だと以下のような状態になるときがあります。
- シワがある
- 背番号やネームがはがれている
ユニフォームがボロボロだと、気分も下がってしまいますよね。
ユニフォームを綺麗に保つには、保管方法以前に、通常の衣類よりもデリケートに洗うことが重要です。
具体的にどんな方法でユニフォームを洗えばいいのか、詳しく見ていきましょう。
1.洗濯表示を確認する
洗濯表示にはその衣類に適した洗い方が記されているので、よく確認しましょう。
左上の桶マークにバツが付いている場合は家庭で洗うことができないので、クリーニング店に出すことをおすすめします。
2.おしゃれ着用の洗剤を使う
通常の洗剤は洗浄力を高めるために、界面活性剤が23%以上含まれています。
対して、おしゃれ着用洗剤に含まれている割合は19~22%ほどで、洗浄力は劣りますが生地には優しい洗剤です。
我が家にある洗剤の界面活性剤の割合をみてみると、通常の洗剤が66%、おしゃれ着用洗剤が21%と大きく差があることが分かりました。
水と油のような交じり合わないものを混ぜ合わせられる物質。
必要なうるおいまで奪ってしまい、繊維が傷みやすくなるデメリットがある。
洗浄力が高いほど生地も傷みやすくなるので、ユニフォームや大切に保管しておきたい衣類には、おしゃれ着用洗剤を使う方法がおすすめです。
そうは言っても泥汚れとかあるし、洗浄力がある方がいいわ
首元や脇などの汗ジミやしつこい汚れには、事前に洗濯用石鹸で軽くもみ洗いしておくと、汚れが落ちやすくなります。
漂白剤や塩素系洗剤は色落ちの原因になるので、汚れが落ちないからと使用するのは避けましょう。
3.手洗い推奨、洗濯機の場合は優しい洗いのコースで
衣類が傷む原因の1つに摩擦があります。洗濯機で洗うと、他の衣類との摩擦で生地が薄くなったり、静電気で毛玉ができたりします。
ユニフォームはできる限り手洗いするか、洗濯機を使用する場合は洗濯ネットにいれて、摩擦を軽減させましょう。
4.乾燥機を使わない
洗濯表示を確認すると、「タンブル(タンブラー)乾燥禁止」のマークが付いているユニフォームがほとんどです。
機械の回転する部品のことで、洗濯機では洗濯槽のことを指す。
最近では乾燥機付き洗濯機を多く見かけますが、ご家庭で使う乾燥機能もタンブラー乾燥になります。
洗濯し終わった後、うっかりそのまま乾燥機にかけないように注意してください。
タンブラー乾燥は強い熱風を洗濯物に当てるため、衣類に大きな負担がかかります。
ユニフォームに使われているポリエステル生地は速乾性があるので、自然乾燥でもすぐに乾きますよ。
5.洗ったらすぐに干す
衣類は洗い終わってから干すまでの時間が長いとシワになります。
ユニフォームも洗濯が終わったらすぐに干すようにしましょう。
直射日光に当たると、ユニフォームの鮮やかな色は焼けて変色するので、陰干しがおすすめです。
その後は、カビの原因となる高温多湿な場所での保管は避けましょう。
ユニフォームの保管は100均ハンガーと額縁を活用!
ポリエステルって破れにくいし、シワもよらないから、適当に放置しとこっと
確かに、ポリエステルの生地は丈夫なイメージがありますね。
しかし、いくら丈夫といえどユニフォームは消耗品。
ちゃんと保管しておかないと、シワになったり型崩れしたりしてしまうんです。
100均のハンガーでもきれいな状態を維持できるので、洗濯後はハンガーにかけて保管しましょう。
有名選手のサイン入りユニフォームも、ハンガーで飾っちゃおうかな
サイン入りユニフォームの場合は、額縁にいれて保管するのがおすすめです。
額縁に入れることによってサインの色褪せを遅らせることができます。
こちらも100均で手に入れることができるのでご紹介します。
紹介する商品はこちら
【100均ハンガー】絶妙なアーチ型で型崩れ防止
アーチ型ハンガー
一時、品切れになるほど話題になっていたアーチ型ハンガー。
アーチ型ハンガーは滑りにくい素材でできているので、ユニフォームだけでなくセーターにもおすすめ。
肩の部分が丸くなっているので、形状が安定しない衣類も型崩れしません。
また、ハンガーが細いので、衣類のシルエットがきれいに見栄えよく保管できます。
【100均フレーム】サインの色あせ防止
ポスターフレーム(A2)
サイン入りユニフォームは額縁に入れて保管する方法がおすすめ。
サインに使われるインクは酸素や紫外線に弱く、すぐに色あせてしまうので、キレイに飾りたい人は額縁に入れましょう。
直射日光や蛍光灯の光にも弱いので、光が直接当たらないところに飾るのがベストです。
オーセンティックユニフォームもハンガーだと埃が溜まってしまうので、額縁での保管を推奨します。
100均のダイソーにあるポスターフレーム(A2)は、ユニフォームを飾るのに最適なサイズです。
選手が実際に着用しているものと全く同じ、またはほぼ同じ仕様のユニフォームのこと。
素材を簡易化して機能性を省いたものは、偽物ではないがレプリカユニフォームと呼ばれている。
ユニフォームの保管は袋収納もお勧め!ポイント4つ紹介
あなたは長期間ユニフォームを保管するとき、畳んでそのまましまっていませんか?
その場合、ユニフォームが以下の状態になるおそれがあります。
- 畳み癖の折り目がつく
- プリント部分がくっつく
- 虫食いの穴ができる
ポリエステル素材のユニフォームは綿や麻よりも丈夫ですが、長期間の保管は傷んでしまう可能性があるのです。
ユニフォームを畳んでしまう場合は、以下の4つの点に気をつけると、きれいな状態を保つことができます。
畳みで気をつけるポイント
試しにユニフォームを袋に入れてみましたので、イメージの参考にしてくださいね。
ユニフォームを畳んで保管する際のポイント4つ
それでは、ユニフォームを畳んで保管する際のポイントを詳しくみていきましょう。
1.袋に入れる
袋に入れて保管する方法は、他の衣類との区別がつきやすく、取り出しやすいのでおすすめです。
また、持ち運びしやすく、カバンに入れてもくしゃくしゃにならないので、とても便利です。
2.プリント部分には半紙をはさむ
ユニフォームのプリント部分は、重みや経年劣化によってくっつくことがあります。
背番号などのプリントには半紙を被せて、くっついて剥がれるのを防ぎましょう。
もしプリント同士がくっついてしまったら、無理に剥がさず以下の方法を試してみてください。
3.防虫剤を入れる
ポリエステル素材は虫が付きにくいという特徴があります。
しかし、虫が好む素材(ウールやシルク)の衣類が近くにあると、虫がつく恐れがあります。
ユニフォームを袋に入れる際は、念のため防虫剤を入れておくと安心です。
4.風通しをする
どんな衣類でも畳んで長い間放置していると、畳み癖の折り目ができてしまいます。
シワがよりにくいポリエステル素材のユニフォームも例外ではありません。
ユニフォームに折り目をつけないために、年に1、2回は袋から出して風通しをしましょう。
風通しはカビ対策にもなります
【実証】保管の袋はジッパー付きがおすすめ
実際に我が家にあるユニフォームを袋に入れてみました。
今回使用した袋は薬局で購入したフリーザーバッグのLサイズです。
胸元に大きくスポンサーロゴがプリントされていたので、ビニールとくっつかないように半紙をはさみ、防虫剤も1つ入れました。
すぐには着ないけれどユニフォームを持っていかなければならないときは、袋に保管してあると便利ですね。
まとめ
- ユニフォームの洗い方のポイントは、洗濯表示の確認、おしゃれ着洗剤の使用、優しく洗うこと、乾燥機を使わない、すぐに干すことの5つ
- 洗濯後はシワ・型崩れ防止のため、100均ハンガーにかけて保管するのがおすすめ
- サイン入りポスターはインクの色あせ予防にフレームに入れて光に当たらないところの保管するのがおすすめ
- ユニフォームを畳んでしまう際のポイントは、袋に入れる、プリントに半紙を挟む、防虫剤を入れる、風通しをすることの4つ
- ジッパー付きの袋にいれて空気を抜くと薄くコンパクトになるので、持ち運びに便利
ユニフォームは少し手間をかけると、長く持たせることができます。
保管方法を見直して、なるべく傷みを抑え、大事に着続けましょう。