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初詣でお願いしてはいけない事は無い!神社とお寺の正しい作法も紹介!

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あなたは初詣に行く時は神社ですか?お寺ですか?何かお願いごとをするでしょうか?

私は神社へ初詣のお参りに行きます!一年の健康と良いことがありますように…とお祈りしています。

なんとなく周りを見渡しながら、同じように参拝しているのですが…結構作法はばらばら。

初詣の参拝方法はこれで合っているのかな?詳しくは知らないなあ…

お参りのとき、お願いしてはいけないってネットで見たけど、本当なのかな?

「お願いしてはいけない」という噂の真偽を調べてみると、誤解であることが判明!

私はこの噂を知らず、毎年お願いごとをしていましたが、一安心です…。

神社やお寺の参拝方法にも「正しい作法」があるとのこと。

神社やお寺で「お願いしてはいけない」事は無い理由と、初詣の正しい参拝方法もそれぞれ詳しく解説します♪

もくじ
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初詣でお願いしてはいけないという噂は誤解!

初詣でお願いしてはいけないという噂は誤解!

日本固有の信仰である神道(しんとう)や有名な寺院の参拝方法について調べた結果…

神社もお寺も「初詣の参拝時、個人的なことをお願いしてはいけない」という事実はありませんでした!

今回は下記の神社仏閣を参考にしてご紹介します。

古くからある神社仏閣は地域に住まう人々の心の拠り所であり、日々の営みが平穏であるようお願いする祈りの場所でした。

  • 季節の節目(初詣やひな祭り、お盆)
  • 人生の節目(七五三や神前式、亡くなられた方の供養)にある祈り
  • 五穀豊穣や商売繁盛など

人の生活とは切っても切れない当たり前の願いがたくさんあります。

昔の人たちはもっと頻繁に神社仏閣を訪れ、もっと身近に神仏の存在があったのかもしれません。

「神仏に祈る」という行為は、私たちの生活の中に溶け込んでいるのです。

現代を生きる私たちは普段お参りに行かなくても「初詣に行く」「お盆にはお墓参りをする」といった行為を大切にしているように思います。

敬う心があれば、「どうか私の願いに耳を傾けてください」というあなたの願いを聞き入れて下さるのが、神道・仏教の共通点なのです。

神社(神道)やお寺(仏教)が「初詣にお願いしてはいけないのか?」という疑問に、どのような見解を示しているのか、具体的に見ていきましょう。

【神社】神道の信仰からみる個人の願いごと

神社の中でも別格と称される伊勢神宮(いせじんぐう)の公式サイトには「個人的なことをお願いしてはいけないところではない」と記載されています。

感謝の気持ちを天照大御神に伝えるのが古くからの風習です。

ですが、決して個人的なことを祈ってはいけないところではありません。

個人的なお願いごとは荒祭宮と多賀宮でする、というような地元の風習としての信仰もありますが、どの宮社でもまず感謝をし、次にお願いごとをすれば良いかと思われます。

引用 伊勢神宮

地域によって参拝の仕方に多少の違いはありますが、神様へのお祈りに対する姿勢は基本的に同じのようです。

初詣でも普段の参拝でも、感謝の心とともに神様にお祈りすることが大切です!

  • 神様への感謝を伝える
  • お願いをする
  • 正しい参拝の作法で神様を敬う

あなたが住んでいる地域の神社について知りたい場合は神社本庁ホームページ「神社庁一覧」にて、各都道府県の神社庁サイトを覗いてみてください!

また、その神社に仕えている方(神主さんや巫女さん)に聞いてみるのもいいですね。

【お寺】仏教における参拝の在り方と祈り

私はお寺に初詣に行くけど…神社とは違うのかな?

お寺でも「初詣にお願いをしてはいけない」ということはないようです。

仏教は色々な宗派があり、地域によっては独特の風習もあります。

ここでは、「初詣に個人的なお願いをする」ことについて、日本でも有名な「浅草寺」と「清水寺」のホームページを参考にお伝えします。

東京都浅草にある有名な浅草寺(せんそうじ)の公式サイトでは初詣の参拝について触れています。

新年を迎えて、神仏に詣でることを初詣という。

初詣では旧年への感謝とともに、この1年の無事、招福、五穀豊穣などを祈る。

引用 あさくさかんのん浅草寺

京都府の名所・清水寺にも毎年初詣の時期は多くの参拝客が見られます。

元旦より7日間、本堂内々陣の御本尊御宝前において五穀豊穣、家内安全、商売繁盛、世界平和などを祈願します。

参詣者には無病息災を念じて、額に朱印を押す「牛玉宝印」や「御香水」が授与されます。

引用 音羽山清水寺

浅草寺も清水寺も、1年の無事や健康、生活の豊かさなどをお祈りするようです。

お墓参りでご先祖様に「これからも見守ってください」と祈るように、お寺でもご本尊に「いつもありがとうございます」と感謝を伝えましょう。

もしお祈りやお願いごとの仕方について疑問があったら、直接聞いたり、その寺院のホームページを見たりしてみてください。

「個人的なことをお願いしてはいけない」という噂は誤解であることが分かりましたね。

お願いごとと一緒に、「感謝と敬う心」を持って参拝することが大事!

感謝の気持ちを伝えるのは、何も心の中で祈ったり言葉に出したりすることだけではありません。

正しい作法でもって参拝することも「感謝と敬う心」を伝える手段です。

次からの章では神社とお寺それぞれの正しい参拝方法の例をご紹介します。

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初詣は神社の作法を正しく覚えてお参りへ!伊勢神宮編

初詣は神社の作法を正しく覚えてお参りへ!伊勢神宮編

初詣など、神社の参拝方法や作法について調べるにあたり「神社本庁」の公式サイトを参考にしました。

神社本庁は、各都道府県の神社を統括する神社庁の中心となる組織です。

今回は伊勢神宮の参拝方法を例に、初詣の正しい作法をお伝えします。

神社の参拝時に覚えておきたいこと2つ!

【手水の作法】参拝前に身体を清めること

もともと神社の参拝前には禊(みそぎ)と言って、全身を水で清めていたそうです。

手や口を水で洗い清める「手水の作法」は、禊を簡略化したもので、身体も心も清らかにして参拝するための重要な儀式です。

やり方がわからなくて避けていたという方もいるかもしれませんので、今回は方法を詳しくご紹介していきます。

手順
左手を水で清める

右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、たっぷりと水をすくいます。左手の手のひらを水で流します。

この柄杓1杯分の水で手と口を清めるので、配分に注意しましょう。

手順
右手を清める

柄杓を左手に持ち替え、同じように右手の手のひらを清めます。

左手が濡れていても、柄杓を持つことは問題ありません!

手順
口を清める

再び右手に柄杓を持ち替え、左手をお皿がわりに水を注ぎます。左手で受けた水で、口をすすぎます。

柄杓に直接口をつけるのはマナー違反!必ず手のひらに水を注いで口に含みましょう。

手順
もう一度左手を清める

お皿がわりにした左手をもう一度水で洗い流します。

手順
柄杓の柄(え)を清める

柄杓に残った水で、柄の部分を洗い流し、柄杓を元の位置に戻します。

柄の部分が下になるよう柄杓を真っ直ぐ立て、水が柄の部分に流れていくように!

手水の作法で身体を清めたら次はいよいよお参りに向かいます。

【参拝の作法】二拝二拍手一拝(にはいにはくしゅいちはい)

「拝(はい)」とは深いお辞儀のこと、「拍手」とは手を打ち鳴らすこと。これらは古くからある日本の敬礼作法にあたります。

二拝二拍手一拝とは、「2回深いお辞儀をして、2回手を打ち鳴らし、1回深いお辞儀をする」ということです。

手順
神前に進み姿勢を正す

境内(お社)の前にはお賽銭を入れる箱があったり大きな鈴が釣られていたりします。

お賽銭箱の前や鈴の前に立ったら、一度姿勢を正しましょう。

手順
お賽銭箱に金銭をお供えする

お賽銭は自らの真心を表し、神様にお供えする意味があります。

決してお賽銭を乱雑に投げ入れてはいけません!真心を表す丁寧な動作を心がけましょう。

手順
吊られている鈴を振り動かし鳴らす

お社にある大きな鈴を鳴らすのは「鈴の清々しい音色により参拝者を敬けんな気持ちにし、祓い清め、神霊の発動を願う」意味があります。

手順
二拝(2回深いお辞儀)をする

2回深いお辞儀をします。このとき背中を平らにし、腰を90度に折ります。

手順
二拍手(2回手を打ち鳴らす)をする

右手を少し下にずらし両手を合わせ、胸の高さで揃えます。肩幅程度に両手を開き、2回手を打ちます。

感謝の気持ちとともに、あなたの願いごとをお祈りしましょう。

拍手を終えたら、ずらした指先を揃えてから手を降ろします。

手順
一拝(1回深いお辞儀)をする

最後にもう一度深いお辞儀をします。姿勢を正しましょう。

YouTubeの伊勢神宮公式チャンネルでは、作法の解説動画を公開していますので、参考にしてみてください。

引用 YouTube

今回ご紹介した神社の参拝方法は一例です。地域によってはもっと細かな作法がある神社もあります。

詳しい参拝方法が気になる方は、直接神社の方に尋ねてみてくださいね!

初詣の参拝でお寺の正しい作法を紹介!清水寺編

初詣の参拝でお寺の正しい作法を紹介!清水寺編

私は神社へ初詣に行く派なので、お寺の参拝方法とは…?と思いながら調べました。

今回は京都の有名な清水寺の参拝方法を例に、お寺での作法をお伝えします。

初詣には多くの参拝客が訪れます。参拝方法をしっかり覚えて、スムーズに初詣をしたいですね。

お寺の参拝時に覚えておきたいこと3つ!

【お清めの仕方】手を清め心を清める

参拝前に手を清めるという点では、神社と同様です。

お清めには「霊水で手を洗い、心を静かに整える」意味があります。

お清めの仕方に厳密な決まりはないそうです。一般的な手水の作法で良いとのこと。

手水の作法は前章の「【手水の作法】参拝前に身体を清めること」の手順と同様ですから、参考にしてくださいね。

【お線香の供え方】観音様にお供えする

観音様にお線香をお供えするのは、このあと観音様に手を合わせるための準備です。

手順
お供え用のお線香を準備する

清水寺では、本堂でお供え用のお線香を1本10円で購入することができます。

地域によってはお線香を販売していないお寺もあります。

販売の有無が分からない場合は事前に問い合わせるか、お供え用のお線香を持参しましょう。

手順
お線香に火をつける

お線香を右手に持ち、ろうそくの火にお線香の先端を近づけ、火をつけます。

お線香に火がついたら左手で扇いで消すか、自然に火が消えるまで待ちましょう。

火がついたお線香に息を吹きかけて消そうとするのはマナー違反!

人間の吐く息は汚れであり、神聖なもの(観音様や仏様)に吹きかけるものではないと古くから信じられています。

手順
お線香を供える

お線香の香りと煙で心を落ち着かせ、心身ともに清める気持ちで行いましょう。

お線香を香炉に立ててお供えしましょう。お線香から落ちてくる灰は熱いですから、火傷に気をつけてくださいね。

【お参りの仕方】本堂で観音様にお参りする

手順
観音様の前に立つ

本堂の中央に進み、観音様の正面に立ちます。
より観音様に近いところでお祈りするのが良いようです。

手順
観音様にお辞儀をする

その場で、観音様に一礼します。

神社と違い、拍手はありません!注意しましょう!

手順
お賽銭を入れる

丁寧な動作でお賽銭を入れます。

手順
合掌する

心を鎮めて手を合わせ、自分の心と向き合います。

日々の平穏に感謝し、お願いごとをしましょう。

立ち入り禁止でないことを確認して、ぜひとも観音様により近いところで手を合わせたいものですね。

お寺での参拝方法をご紹介しました。
初詣だけでなく、他の場面でもお寺に参拝する際は参考にしてみてください。

また、今回は清水寺の参拝方法をご紹介しましたが、地域や宗派によっては参拝方法も多少異なることがあります。

参拝方法について疑問があったら、あなたがよく行くお寺の方に、初詣の参拝方法を尋ねてみてくださいね。

まとめ

  • 初詣で個人的なことをお願いしてはいけないという噂は誤解!
  • 神社でもお寺でも「感謝と敬う心」を持って参拝すれば、お願いごとをしても良い。
  • 神社には「手水の作法」「二拝二拍手一拝」の正しい参拝方法がある。
  • 神社で神様にお願いごとをするときは、拍手の後、手を合わせている時にお祈りをする。
  • お寺には「お清めの仕方」「お線香の供え方」「お参りの仕方」の正しい作法がある。
  • お寺では観音様により近いところでお祈りをすると良い。

「初詣で個人的なことをお願いしてはいけない」という噂は事実では無いことがわかりました。

初詣でお願いしてはいけないという情報は間違っていませんが、誤解があります。

「お願いしてはいけない」のではなく、お願いごとをするならより一層の「感謝と敬う心」を持ち、参拝の時にお祈りすることが大事!

また、神社にもお寺にも、初詣や普段の参拝時の作法があることが分かりましたね。

正しい参拝方法を身につけて、初詣や普段の参拝に活かしましょう。

あなたは初詣に行ったらどんなお願いごとをしますか?

「感謝と敬う心」を忘れず、初詣の参拝であなたのお祈りが届くといいですね!

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