立ち作業用デスクとして、注目を集めるスタンディングデスク。
長時間の座りっぱなしは、健康を害するという研究報告もあり、近年スタンディングデスクの人気は上昇中。
スタンディングデスクの使用は、健康に良いだけでなく作業効率の上昇にもつながるため、立って作業する人が増えてきています。
あなたも使ったことがあるでしょうか?
しかし、スタンディングデスクは愛用者が多くいる一方で、
スタンディングデスクやめた
という人も。
一体なぜやめてしまったのでしょうか。
やめた人の理由からスタンディングデスクの短所を知れば、より効果的で快適に使用することができます。
本記事では、スタンディングデスクをやめたという人の理由やその対処法とともに、おすすめのスタンディングデスクをご紹介します。
スタンディングデスクをやめた理由とその対処法を紹介
スタンディングデスクの愛用者は多く、人気も上昇してきています。
一方で、健康にもよいと言われるスタンディングデスクをやめたという声も…!
スタンディングデスクをやめた人の理由を知ることで、その短所を見ていきましょう。
スタンディングデスクの短所を理解してより良く使用できるように、対処法もご紹介していきます!
【2つの理由】スタンディングデスクをやめた人の声
スタンディングデスクをやめた人は、一体なぜやめてしまったのでしょうか。
スタンディングデスクをやめた人々の声をご紹介します。
長時間立っていると疲れる!
腰痛がひどくなったから
スタンディングデスクやめた!
スタンディングデスクをやめた人の理由は、主に2つ!
- 立ち続けることで疲れる
- 腰痛やひざ痛の悪化
スタンディングデスクの使用は、長時間立ちっぱなしの状態となり、下半身に大きな負担がかかるのです。
当然のことながら、座った状態よりも立った状態の方が疲れますよね。
消費カロリーは、座った状態よりも立った状態の方が高く、電車内ではダイエットのために立つという方もいます。
しかし、体に強い負担がかかってひざ痛や腰痛になっては大変…!
スタンディングデスクを使用する際は、体への負担も考慮して、健康に害のないよう注意しましょう!
【対処法】立ちっぱなしの負担を軽減する3つの方法
スタンディングデスクをやめた人の主な理由は、「疲労」と「腰痛やひざ痛」の2つでした。
どうにかデメリットを解決して使用したいものですよね。
スタンディングデスクの短所と言える「立ちっぱなしの疲れ」を完全に解決することは難しいものの、軽減する対処法はあります!
今回は、立ちっぱなしが辛くなくなる3つの対処法をご紹介していきます。
- マットの導入
- 細切れ作業
- 作業慣れ
それぞれ詳しく解説していきます!
1.マットの導入
最も分かりやすい対処法が「マットの導入」です。硬い床に長時間座り続けるのは辛いですよね。
しかし、座布団や柔らかな敷物の上ならば、座るのも楽になるでしょう。
立っているときも同じです!!
足元に柔らかなマットを敷けば、足の負担も軽減され、体全体の疲労もかなり減少します。
スタンディングデスクを使用する際、どのようなマットを敷いたらよいのか迷いますよね。
スタンディングデスクには専用のマットがあり、相場は1万円弱。
値段がお手頃とは言えませんが、長時間の作業をする場合、スタンディングデスクとともに導入することをおすすめします。
専用マット以外に、「ハイチェア」と呼ばれるスタンディングデスク専用の椅子もあり、立ち座りの切り替えに便利です。
2.細切れ作業
疲れ対策には、細切れ作業も効果的です。
あなたは、「ポモドーロテクニック」というものをご存じでしょうか?
もしかすると、どこかで耳にしたことがあるかもしれませんね。
ポモドーロテクニックとは、タイマーを使った時間管理術のひとつ。
一般的に、25分の作業と5分ほどの短い休息で、作業時間と休息時間を分割する。
この1セットを「ポモドーロ」と呼ぶ。
ポモドーロテクニックは、生産性を高める時間管理術として、仕事や勉強、家事など、様々な場所で活用されています。
スタンディングデスクにおける作業に取り入れることで、適度に休憩をとることができ、体にかかる負担が軽減されます。
スタンディングデスクにポモドーロテクニックを取り入れることは、健康に良いだけでなく、作業効率のアップにもつながるため、一石二鳥!
ここでは、「25分作業・5分休憩」という決まりにとらわれる必要はありません。
あなたに合った時間の組み合わせで、細切れ作業を行ってみてください。
3.作業慣れ
スタンディングデスク愛用者の声には、こんな意見もあります。
スタンディングデスクは
慣れるまで耐える!
正直、やや強引にも思えますよね。
本当に、疲れは「慣れ」によって改善されるのでしょうか。
スタンディングデスク愛用者によると、使い始めた当初はすぐに疲労が溜まったり、足に疲れが出たりしていたそうです。
しかし、スタンディングデスクは使えば使うほど慣れていくらしい…!?
スタンディングデスクをやめたという人達の中には、長年愛用してきたという人はあまりいません。
愛用者に「慣れ」が重要だと言われると、納得できる部分もありますよね。
スタンディングデスクによる疲労に関しては、意外にも「慣れ」が大きいと言えます。
スタンディングデスクの効果は?使用時の注意点も解説!
スタンディングデスクをやめたという人の理由から、スタンディングデスクの短所を紹介してきました。
一方で、スタンディングデスクには、健康にも作業効率にも嬉しいメリットがあるのです!
スタンディングデスクの良い効果に焦点を当てて、メリットを紹介していきます。
【効果】健康や作業効率に3つのメリット!
1日中座って仕事をしていると、「腰が痛い」「肩こりがひどい」「疲れやすい」などの不調を感じることはありませんか?
座りっぱなしは、腰痛や運動不足・肥満の原因にもなり、眼精疲労や眠気を感じやすくなるといった問題が生じます。
スタンディングデスクは、現代社会におけるデスクワークの弊害から、注目が集まっているのです。
スタンディングデスクの使用は、座りっぱなしの状態から解放されるため、健康や作業効率に関する3つのメリットがあります!
スタンディングデスクの効果は以下の通り。
- 健康促進
- 作業効率アップ
- 運動不足解消 etc.
座った時の負担や痛みを解消するとともに、正しい姿勢での作業が可能となります。
日本で行われた研究において、日中の座位時間(座っている時間)が2時間増えるごとに、死亡リスクは15%増加することが認められました。
座っている時間が長いほど、死亡リスクが高まるとは恐ろしいですね…。
立ち作業を加える事で、座位時間による死亡リスク増加のリスクを抑えることができます。
詳しくはこちらをご覧ください→京都府立医科大学大学院医学研究科
立ち作業は、認知力や創造性の向上とともに眠気防止にもつながるため、生産性がアップします。
立って作業することにより、生産性が10%向上したという研究結果もあります。
座った姿勢から立ち姿勢に変えることで、気分がリフレッシュされて、新たなアイデアが生まれることも…!
スタンディングデスクは、生産性をアップさせたいあなたの強い味方です!
立つ姿勢は、座る時よりも消費カロリーが高く、他の動作にも移りやすいため、運動不足に効果的です。
英国の実験結果によると、1週間に5日間、1日3時間を立った状態で過ごすことによって、消費カロリーが750kcalアップしたそうです。
750kcalというのは、おにぎり約4個分。
この数字には個人差があると思いますが、継続することで確実に効果が実感できそうです!
スタンディングデスクに、消費カロリーをアップさせる効果があるというのは、嬉しいポイントですね。
【注意点】座るのも立つのも長時間継続するのは危険
座りっぱなしによる体への悪影響を解決してくれるスタンディングデスク。
一方で、スタンディングデスクは、立つことによる健康へのメリットとデメリットの両方がありました。
座るのと立つのは
どっちが体に悪いの?
座りっぱなしと立ちっぱなしは、どちらも体に良くないのです!
長時間同じ姿勢でいるということは、体に負担がかかり、健康に悪影響を及ぼすというもの。
スタンディングデスクを取り入れることで、立つ・座るの両方を交互に行うことが大切です!
スタンディングデスクの高さを変えたり、高めの椅子を用意したり、工夫をしながら適宜座ることのできる環境を調えましょう。
スタンディングデスクのおすすめ3選をタイプ別に紹介!
スタンディングデスクと一口に言っても、いくつか種類があります。
今回は、取り入れやすくて使いやすい「昇降式」「卓上式」「折りたたみ式」の3タイプに注目しました。
- 【昇降式】高さ調節可能なタイプ
- 【卓上式】机の上に置くタイプ
- 【折りたたみ式】簡単収納タイプ
使いやすさとコスパ重視で、おすすめのスタンディングデスクを厳選紹介!
ぜひ参考にしてみてください。
【昇降式】ちょうどよい高さに調節可能!
「昇降式」は、一定の範囲で自由に高さを変えられるタイプ。
作業する際は、自分に合った高さが重要ですよね。昇降式なら、あなたに合ったちょうどよい高さに調節することができます!
Bauhutte(バウヒュッテ)
最も定番で人気なのが「 Bauhutte(バウヒュッテ) 」のスタンディングデスク。
何を買えばよいか分からず、とりあえず定番を買いたいという場合におすすめします。
「 Bauhutte 」 は、他の昇降式と違って、天板が2枚付属していることが大きな特徴。
上の天板を作業用に使用し、下の天板にはティッシュやリモコンなどの作業に関係のないものを置く、という使い分けもできます。
昇降式のスタンディングデスクは、気分によって高さ調節ができるものの、その範囲は限られているので注意しましょう!
【卓上式】導入しやすいサイズ感と価格
「卓上式」とは、机の上に置いてスタンディングデスクを作るタイプ。
普段使用している机に、卓上式スタンディングデスクを置くことで、スタンディングデスクが完成します!
Fenge(フェンジ)
口コミの数と評価の高さから、おすすめなのが「 Fenge (フェンジ) 」のスタンディングデスク。
お値段も1万円弱と、スタンディングデスクとしてはお手頃価格!
作業スペースは十分な広さがあり、ローデスクとしても便利です。
いつも使用している机の上に置くだけで、スタンディングデスクに早変わりするので、立ち作業と座り作業の切り替えがとっても楽!
お手頃価格と切り替えの簡単さから、スタンディングデスクを導入してみたいという方は、まず「卓上式」を導入するのがおすすめです!
【折りたたみ式】週末や夜のみの作業にピッタリ
「たまにスタンディングデスクを使いたい」という場合にピッタリなのが「折りたたみ式」。
コンパクトに収納でき、使いたいときの出し入れも簡単です。
E-WIN(イーウィン)
折りたたみ式といえば、「 E-WIN (イーウィン) 」のスタンディングデスク。
E-WIN (イーウィン) のスタンディングデスクは、高さが8段階に調節可能。
コンパクトに収納でき、組み立ても簡単なのが嬉しいポイントです。
一方で、安定性に関してはやや不満の声がありました。
長時間集中したいという方には向いていないかもしれません。
あまり長時間の作業はしないが、週末や夜のみ少し作業をするという方に「折りたたみ式」がおすすめです!
まとめ
- スタンディングデスクをやめた人の主な理由は、「疲労」と「腰痛やひざ痛」の2つ
- 立ちっぱなしの負担が軽減する対処法は、「マットの導入」「細切れ作業」「作業慣れ」の3つ
- スタンディングデスクは、「健康促進」「作業効率アップ」「運動不足解消」などの効果があり、健康と作業効率に関するメリットがある
- 立ちっぱなしも座りっぱなしも体には良くないので、スタンディングデスクを取り入れて、両方を交互に行うことが大切である
- スタンディングデスクのおすすめは、「 Bauhutte(バウヒュッテ) 」「 Fenge(フェンジ) 」「 E-WIN(イーウィン) 」の3つ
スタンディングデスクの短所とその対処法をご紹介してきました。
スタンディングデスクの短所である「立ちっぱなしの疲労」は、専用アイテムや適宜休憩をとることによって解決できそうですね。
スタンディングデスクの短所に対処することで、健康で効率的な作業ができるというメリットを活かすことができます。
スタンディングデスクをやめたというあなたも、使ったことのないあなたも、本記事をぜひ参考にしてみてください。
健康や作業効率アップのためにも、スタンディングデスクを上手に活用していきましょう!