甘くてみんな大好きバナナ。
お手頃価格で、手軽に食べられるのも嬉しいですね♪
バナナは、その美味しさだけでなく、ビタミン・ミネラルや豊富な食物繊維など、栄養素の高さからも人気が高い果物。
- 糖分は勉強や運動のエネルギー源
- 食物繊維はダイエットや便秘解消に効果的
- カリウムはむくみや高血圧に効果的 …etc.
いつ食べるのが一番効果的なの?
あなたの目的によって、バナナを食べる効果的なタイミングも異なります!
朝バナナはエネルギー補給にピッタリ。
夜バナナはリラックス効果も期待できる…!
あなたの目的に合わせてバナナをいつ食べるのか決めましょう。
本記事では、バナナをいつ食べるかによって変わる効果を、ダイエットや高血圧改善などの目的別に解説していきます。
バナナをいつ食べるのが効果的?目的別タイミング紹介
バナナには、私たちの健康や美容に嬉しい栄養素がたっぷり含まれています。
バナナの主な栄養素5つ
- ①カリウム
-
ナトリウム(塩分)を排泄を促進。高血圧やむくみの解消などに効果的。
- ②食物繊維
-
血糖値の急上昇抑制や有害物質の体外排出促進により、便秘解消に効果的。
- ③糖質
-
脳や体のエネルギー源となる。
- ④ビタミン
-
糖や脂質、タンパク質の代謝をサポートする役割があり、疲労回復などに効果的。
- ⑤セロトニン
-
リラックス効果があり、神経を落ち着かせ、睡眠促進に効果的。
バナナに含まれる栄養素は、様々な効果をもたらし、食べるタイミングによって期待できる効果も変わります。
バナナを食べることで期待できる4つの効果は、食べるタイミングと合わせて以下に示す表のとおり。
食べるタイミング | 効果 |
---|---|
勉強・仕事 運動前 | エネルギー補給 ※即効性と持続性あり |
朝 | ダイエット・便秘解消・高血圧改善 |
夜 | リラックス効果 |
食べるタイミングによって変わるバナナの効果を、栄養素とともに紹介していきます。
バナナをより効果的に摂取するため、いつ食べるのかを考えてみましょう!
【エネルギー補給】勉強や運動前に食べてパフォーマンス向上
バナナは、エネルギー源としてとっても優秀!!
勉強や運動前に食べれば、パフォーマンス向上間違いなしです。
なにが優秀なの?
バナナには、様々な糖質とそれをエネルギーに変換するビタミンB1が含まれており、素早いエネルギー補給が可能で持続力も抜群!
バナナに含まれる糖質には、ブドウ糖のほかにも、果糖やショ糖、デンプンなど様々な種類があります。
糖質は種類によって吸収されるスピードが異なるため、エネルギーとなる時間には差が生じることに…!
バナナは、素早くエネルギー補給したい時にも、エネルギーを持続させたい時にも、両方にピッタリなエネルギー源なのです!
朝の忙しいときもすぐにエネルギーチャージができ、お昼に食べれば夕方までエネルギーが持続します。
忙しい時こそ、エネルギーは必要なもの。
バナナで手軽にチャージしましょう!
また、バナナに含まれるビタミンB1も重要な栄養素。
ビタミンB1が不足すると、糖質からエネルギーをつくることができず、だるさや疲労、食欲不振などの症状があらわれます。
バナナは皮をむけばすぐに食べることができ、手軽に持ち運びすることもできます。
勉強や仕事、運動の前には、バナナを食べてしっかりエネルギー補給をしましょう!
【健康】朝バナナで高血圧やむくみ改善効果!
バナナに含まれるカリウムや食物繊維は、ナトリウム排出作用があり、高血圧やむくみ改善に効果的です。
果物の中でも、バナナはカリウムやマグネシウムが特に多く含まれています。そのため、血圧を正常に保つことに役立ちます。
さらに、バナナには血圧低下が期待できるアミノ酸のGABAも含まれています。
高血圧対策として、バナナをいつ食べるのが、一番効果的なのでしょうか。
血圧は朝が一番高いと言われているため、高血圧が気になる時は、バナナを朝取り入れるのがオススメです!
バナナの高血圧改善効果をより詳しく知りたい方は、後述の「バナナをいつ食べるかは高血圧を改善したい人にも重要」を参考に。
むくみに対しては、バナナを食べるタイミングはいつでも良いですが、毎日習慣化して摂取すると効果的です。
【美容】朝バナナはダイエットや便秘解消にも効果的!
バナナに含まれる豊富な食物繊維やカリウムなどの栄養素は、ダイエットや便秘解消に効果的!
バナナには、美容ビタミンと呼ばれるビタミンB類が豊富に含まれているので、肌のキメを整え、シミ・しわ改善にも役立ちます。
ダイエットにバナナを取り入れるなら、エネルギー消費の最も多い朝に取り入れましょう!
バナナに豊富な食物繊維は、朝の便秘解消にもピッタリ!
朝にバナナを食べて、スッキリとスリムな身体を手に入れましょう!
バナナのダイエット効果についてより詳しく知りたい場合は、後述の「バナナをいつ食べるとダイエットや便秘解消に効果的?」を参考に。
【リラックス】夜バナナのリラックス効果で睡眠の質向上!
バナナにはリラックス効果があり、睡眠の質を向上させる効果があります。
ストレスや緊張が続くと、脳はセロトニンを分泌して心を安定させます。
脳内の神経伝達物質の一種で、必須アミノ酸のトリプトファンから合成される。
夜になるとメラトニンを生成して睡眠を促す働きもある。
バナナには、セロトニンやトリプトファン、セロトニン生成を助けるビタミンB6が含まれており、睡眠を促す効果があります。
セロトニンは、日光・運動・スキンシップの欠乏により不足し、現代社会ではこれが極端に足りないケースが増えているようです。
特にスマホやパソコンは、セロトニン欠乏の大きな原因に…!
メンタル面の不調も、セロトニン欠乏が原因かもしれません。
睡眠の質向上のためにも、精神的健康のためにも、セロトニンを活用できるよう、夜バナナを積極的に摂るのがオススメです。
バナナに含まれる果糖は、夜に食べると中性脂肪に変わりやすいため、食事の量にも注意しましょう。
【注意点】バナナの食べすぎは危険!1日1-2本が目安
栄養たっぷりのバナナは、食べ過ぎに注意しなければなりません。
美味しくて手軽に食べられるバナナは、つい沢山食べてしまいますが、いくつかのリスクが生じることに…!
バナナをいつ食べるかだけでなく、どれくらい食べるかも考えましょう!
バナナの食べ過ぎは、以下のようなリスクが生じます。
- 栄養の偏り
- エネルギー過多
- 中性脂肪の上昇
- 結石が作られやすくなる
厚生労働省や農林水産省によると、果物の摂取量は1日約200gが推奨されています。
バナナは1日1本程度、小ぶりなサイズなら2本程度を目安に摂取するとよいです。
バナナには、糖質が多く含まれており、カロリーオーバーのもとに…!
また、特定の食材ばかりを食べると栄養が偏ってしまいます。バナナに限らず、偏りのないバランスのとれた食事が大切ですね。
バナナには、結石の原因となる「シュウ酸」も含まれており、「尿管結石症」という病気を引き起こします。
シュウ酸が気になる場合は、牛乳やヨーグルトなどのカルシウムを含む食品と一緒に食べるのがオススメです。
バナナとの食べ合わせについて気になる方は、後半の「バナナの効果をパワーアップ!おすすめ食材4つご紹介」もご参考に♪
バナナをいつ食べるとダイエットや便秘解消に効果的?
バナナは、食物繊維やビタミンを多く含むため、ダイエットや便秘解消にも効果的でしたね。
たしかに、「朝バナナダイエット」というのを聞いたこともあります。しかし、「夜バナナダイエット」というのもあるらしい…。
ダイエットにおいて、バナナをいつ食べるかは重要なポイント!
タイミングで異なる効果をしっかり理解しておきましょう。
バナナのダイエットと便秘解消効果について、いつ食べるかによる効果の違いや注意点も、詳しく解説していきます。
ダイエット効果を高めるには朝に食べよう
バナナは、便秘解消に効く食物繊維や脂肪燃焼を助けるビタミンが含まれており、ダイエットに効果的。
ダイエットにピッタリのバナナですが、糖質の多さがデメリットにもなります。
ダイエットにおいて、バナナはいつ食べると効果的なのでしょうか?
やっぱり朝バナナがいいはず!
その通り!
朝が一番エネルギーを消費しやすいので、ダイエットには朝バナナがオススメです。
午前4時から正午までが最も消化に適した時間帯と言われており、バナナをエネルギーに代謝しやすい時間帯です。
バナナには、腸内環境を整えるオリゴ糖、便の水分量を増やすマグネシウムも含まれているので、便秘解消にも効果的。
朝にバナナを食べることで、ダイエットを妨げる脂肪の溜め込みと便秘を解消しましょう!
夜バナナダイエットも効果あり⁉朝との違いに注目!
朝にバナナを食べる方が、ダイエット効果が高いということでした。
しかし、「夜バナナダイエット」というのを聞いたことがある方もいるかと思います。
結局、朝と夜どっちがいいの?
朝バナナの方が、ダイエット効果が得やすいですが、夜バナナもダイエットに効果があるのです!
- アルギニン:脂肪燃焼効果
- 低GI値:脂肪の蓄積防止
バナナに含まれるアルギニンは、体内に摂取されると酵素の働きによって、成長ホルモンを活性化させるオルニチンへと変化します。
脂肪燃焼を促す成長ホルモンは、夜21時から23時に作られ、22時から2時に分泌が活発化します。
夜バナナを食べると、成長ホルモンの分泌促進による脂肪燃焼効果があるのです。
さらに、バナナは低GI食品で、脂肪の溜め込みを防ぐ効果もあります!
夕食前にバナナを食べることで、急な血糖値の上昇を抑えて食べ過ぎを防いでくれます。
つまり、夜バナナダイエットは、脂肪が溜まるのを防ぎつつ脂肪燃焼を促進できるのです。
夜バナナも朝バナナに劣らず、ダイエット効果があるのですね!
夜も安心してバナナが食べられます。
夜に沢山食べてしまうという場合は、夜バナナの効果をダイエットに取り入れるのがオススメ!
夕食の量に注意しながら、夜バナナを取り入れてみましょう。
バナナをいつ食べるかは高血圧を改善したい人にも重要
高血圧は、20歳以上の日本人およそ3人に1人がなっているといわれ、頻度の高い生活習慣病のひとつ。
自覚症状がないまま血管に負担をかけ、脳卒中や心筋梗塞、慢性腎臓病などを引き起こす可能性があります。
バナナに含まれる豊富なカリウムで、危険な高血圧を予防しましょう!
カリウムは、むくみを取ってくれるので、美容に気をつかう方にも嬉しい栄養素。
高血圧改善において、バナナをいつ食べるかは血圧が最も高い朝が効果的です。
より効果的にバナナを摂取するために、いつ食べるかに加えて、どのように食べるのが良いかにも注目しましょう。
高血圧やむくみ改善に役立つバナナの効果的な摂り方と、一緒に食べると効果がアップする食材などもご紹介していきます。
高血圧予防効果と摂り方の注意点!
バナナに含まれる高血圧に効果的な栄養素は、以下のようなものがあります。
- カリウム:塩分と水分の排出促進
- マグネシウム:血管の拡張作用
- GABA:血管の収縮抑制作用
カリウムやマグネシウム、GABAはいずれも熱に強く水に溶けやすいという性質をもつので、調理する際は注意しましょう。
バナナは、食べる直前に皮をむくため、基本的に栄養素を逃さず摂ることができます。
バナナは、水にさらすなどせず、そのまま食べるようにしましょう。
カリウムは、摂りすぎると全身のだるさや、手指のしびれなどが現れ、心臓が止まる危険性があるので注意!!
バナナの効果をパワーアップ!おすすめ食材4つご紹介
バナナをいつ食べるかだけでなく、取り入れ方にもこだわって、バナナの効果をパワーアップさせましょう!
バナナはそれだけで十分高血圧対策に役立ちますが、さらに効果的に取り入れるために、一緒に摂るべきおすすめの食材をご紹介します。
- 牛乳
- ヨーグルト
- コーヒー
- アボカド
牛乳・ヨーグルト
バナナに含まれるマグネシウムは、血管の収縮を抑え、拡張する働きがあります。
マグネシウムは、カルシウムと一緒に働くため、バナナと乳製品を組み合わせると高血圧にはより効果的!
バナナミルクやバナナヨーグルトを、朝食や間食に取り入れると良いですね。
コーヒー
「バナナとコーヒーで高血圧予防ができる」というのは、東京慈恵会医科大学付属病院の赤石定典先生がテレビで紹介されていました。
コーヒーに含まれるポリフェノールは、血圧を下げる効果があります。
バナナのカリウムとコーヒーに含まれるポリフェノールのダブル効果で、高血圧予防に役立てましょう!
バナナとコーヒーの組み合わせは、忙しい朝にもピッタリですね♪
アボカド
アボカドは、バナナと同様に多くのカリウムを含むので、一緒に食べることでより大きな効果が得られます。
バナナとアボカドは、スムージーにして一緒に摂取するのがオススメ。滑らかなのどごしが楽しめますよ。
まとめ
- バナナには、食物繊維やカリウム、ビタミン、セロトニンなど、さまざまな栄養素が含まれており、いつ食べるかによって効果が変わる
- バナナは、勉強や運動前のエネルギー補給にピッタリ!様々な種類の糖により、即時的にも持続的にもエネルギーになる
- ダイエットや高血圧改善には朝バナナが効果的で、睡眠の質を高めるには夜バナナが効果的
- ダイエットには朝バナナの方が効果が出やすいが、夜バナナにも成長ホルモン促進などのダイエット効果があるので活用できる
- バナナは高血圧に効果があり、牛乳やヨーグルト、コーヒー、アボカドと一緒に食べるとさらに効果的である
- バナナの食べ過ぎは、栄養の偏りや結石の危険性などがあるため、1日1~2本を目安にする
あなたに合ったバナナの食べ方は見つかったでしょうか?
ダイエットや高血圧改善、リラックス効果など、様々な効果があるバナナだからこそ、食べ方にはこだわりたいですね。
バナナに含まれる沢山の栄養素を活かすために、それぞれの栄養素を理解して、あなたの目的に合う取り入れ方をしてみましょう!
くれぐれも食べ過ぎには要注意です!