浴室は壁や浴槽、小物など、掃除する所がいっぱい。掃除をしないと黒カビだらけになってしまいます。
特に浴槽エプロンの内部は、黒カビの温床になりやすいです。
温度や湿度、餌となる石鹸かすや皮脂など、浴室には黒カビが大好きな要素がいっぱい。
カビが生えると、たくさんの胞子が飛びます。胞子をたくさん吸い込むとぜんそくや肺炎になってしまう事も…!
でも、浴槽エプロンを毎回外して掃除するのって面倒…。
浴槽エプロンを外さないで掃除できる方法がありますよ!
浴槽エプロンを外さないと、どうしても掃除できない箇所はありますが、それでもしないよりはマシです!!
また、外さないでできる分、お手軽!
気持ち良く健康的なバスタイムの為に、定期的に掃除しましょう。
黒カビを防いで掃除の頻度を減らす方法もご紹介しますよ!
浴槽エプロンを外さないで掃除するメリットデメリット
- メリット:浴槽エプロンを外す手間がいらない
- デメリット:浴槽エプロン内部のすべてを掃除できるわけではない
浴槽エプロンを外さないで掃除する方法をご紹介します。外す手間がない分、気軽にできます。
しかし、ひとつ問題が。
浴槽エプロンを外さないで掃除する事はできるのですが掃除できる範囲に限りがあるのです。
浴槽エプロンを外さないで掃除してみよう!
まず、浴槽エプロンを外さないで掃除する方法を順に見てみましょう。
ジップロックなどの丈夫なプラスチック製の袋を排水口に置き、その上から排水口のカバーを付けます。
排水口から水が流れて行かないようにする為です。
浴槽にお湯をためて、酸素系漂白剤を入れます。
酸素系漂白剤は40~50℃くらいのお湯に溶かして使用するのが一番効果を発揮できます。
浴槽のお湯を抜くと、排水口でせき止めているのでお湯が浴室の床に溢れていきます。
浴室の外までお湯が溢れていかないよう注意しましょう。
漂白剤を使うので、浴室用のブーツを履いて行なって下さいね!
放置して汚れを浮かび上がらせた後、排水口に付けたプラスチック袋を取り、排水口カバーだけ取り付けます。
排水口カバーを付けるのは、浮き上がったごみや汚れなどが排水口から流れて行かないようにする為です。
床のお湯が排水されます。
すすぎの為、再び浴槽にお湯をためます。
今度はすすぐだけなので水でも構いませんが、お湯の方がエプロン内を早く乾燥させられるのでお湯がおすすめです。
この間にごみや汚れを取り除き、再び排水口にプラスチック袋をセットしておきます。
お湯を抜いて再び浴室の床までお湯を行き渡らせてからプラスチック袋を外して排水し、すすぎます。
この段階でまだ汚れがたくさん出てくる場合や酸素系漂白剤をたくさん入れた場合は、数回すすぎを繰り返しましょう。
浴槽エプロンを外さないで掃除すると浴槽の下の床部分しか掃除できない
上記のように浴槽エプロンを外さないで掃除すると、お湯が行き渡った範囲しか掃除できません。
つまり、浴槽の下の床部分しか掃除できないのです。
浴槽エプロンがない浴槽や、外せないタイプの浴槽の場合は仕方ないですが、浴槽エプロンを外せる場合は、外して掃除した方がいいです。
とは言え、毎回浴槽エプロンを外して内部まで掃除するのは大変。
浴槽エプロンを外さないで床部分の掃除をするだけでも、かなり汚れは落とせるはずです。
浴槽エプロンとは?
ここで、浴槽エプロンとは何なのか解説します。
浴槽エプロンとは、浴槽の側面にあるカバーの事。赤く囲った部分が浴槽エプロンです。
浴槽エプロンには、浴槽のデザインをよく見せる役割、浴槽の保温性を高める役割があります。
エプロンがあっても外せない浴槽や、エプロンがない浴槽もあります。
浴槽エプロンが外せる場合は、エプロン周辺や取扱説明書に外し方が記載されています。
浴槽エプロンを下から持ち上げて外すタイプが一般的です。
浴槽エプロンを外すと、浴槽とエプロンの間に隙間がある事が分かります。水道の配管などが隠れている事も。
浴槽とエプロンの間は湿度や温度が高くなるので、黒カビや虫の温床になりやすいのです…!
浴室が臭っていたり、虫が飛んでいたりする場合は、排水口だけでなく、浴槽エプロン内の掃除も検討して下さいね。
浴槽エプロンの防カビグッズで掃除頻度を減らそう
浴槽エプロンをなるべく外さないで掃除する為には、エプロン内の防カビ対策をしておく事が大切です。
ここでは、浴槽エプロンに使える防カビグッズを紹介します。
おすすめ防カビグッズ2選
- おふろの防カビくん煙剤
- お風呂の衛生当番
おふろの防カビくん煙剤
浴室内に煙で銀イオンを行き渡らせて黒カビの原因となる菌を除菌し、黒カビを抑えます。効果は約2か月。
使用方法は水を入れて浴室に置くだけ。終わった後に洗い流す必要もなく、簡単なのも嬉しいですね。
浴槽エプロン内まで成分を行き渡らせる為、浴槽エプロンを外した状態で使用しましょう。
フローラル・せっけん・ミントの3種類の香りが選べます。
お風呂の衛生当番
これは浴槽エプロン内に貼り付けて使用する防カビグッズです。虫除けもできて効果は約120日!
天然由来の香料が黒カビや虫を寄せ付けません。
やさしいハーブの香りが弱くなったら取り替え時期です。
どちらにもカビを落とす効果はない
おふろの防カビくん煙剤もお風呂の衛生当番も、防カビグッズです。これでカビを落とす事はできません。
浴槽エプロンを外して掃除した後に使用しましょう。
防カビグッズで、浴槽エプロンを外して掃除する頻度が減るなら嬉しいですね!
浴室を乾燥させる事も大切
防カビグッズでカビを予防する事に加え、カビが生えにくい環境を作る事でより防カビ効果がアップします。
黒カビが好きな環境は湿度70%以上、温度は20~30℃です。
お風呂を使った後は、浴室の窓を開けたり浴室乾燥機をまわしたりして、少しでも早く浴室を乾燥させる事を心がけましょう。
浴槽エプロンの内部クリーニングで気持ち良い浴室に!
浴槽エプロンなんて外した事ない…中を見るのが怖い!
という人もいるでしょう。
そういう方は浴槽エプロンの内部クリーニングを清掃業者に頼んでみるのはいかがですか?
また、浴槽エプロンがねじなどで固定されていて簡単には外せない場合や、外せるのかどうか分からないという場合もあります。
そういう時は無理に外そうとせず、プロに見てもらうのが安全です。事前に写真を送れば外せるかどうか判断してくれますよ。
内部クリーニングの相場
浴槽エプロンの内部クリーニングは、浴室内のクリーニングにオプションで付けられる場合があり、だいたい3,000~5,000円で付ける事ができます。
また、浴室内のクリーニングと浴槽エプロンの内部クリーニングがセットになっている場合もあり、その場合は12,000~17,000円くらいです。
高圧洗浄で奥まですっきり!
清掃業者に浴槽エプロンの内部クリーニングを頼むと、浴槽エプロンを外し、高圧洗浄機できれいに洗ってくれます。
浴槽を動かせる場合は動かして徹底的にクリーニング。黒カビも虫もすっきりです!
浴槽エプロン内の掃除は年2回がおすすめ
浴槽エプロンを外しての掃除は、6月と10月の年2回行なうのがおすすめです。
6月は梅雨、10月は台風で、湿度が高くなりがち。
この時期にしっかりきれいにしておけば、黒カビの繁殖を抑えられますよ。
自分で浴槽エプロンを外して掃除する人も清掃業者に頼む人も、この時期に実施してみてはいかがですか?
まとめ
- 浴槽エプロンを外さないで掃除する事はできるが、床部分しか掃除できないので浴槽エプロンを外せる場合は外して掃除した方が良い
- 浴槽エプロンを外して行なう掃除と外さないで行なう掃除を組み合わせると良い
- 浴槽エプロンを外して掃除した後は防カビグッズを使用するのがおすすめ
- 清掃業者に浴槽エプロンの内部クリーニングを頼む事もできる。浴室内のクリーニングにオプションとして3,000~5,000円くらいで追加できる
- 年2回、湿度が高くなる6月と10月に浴槽エプロンを外して掃除するのがおすすめ
我が家のお風呂は、浴槽エプロンが外せないタイプです。排水口を隠すカバーがあるだけです。
排水口に引っかかったゴミを取る為にそのカバーを外すと、なかなか衝撃的な光景が広がっている事もあります。
浴槽エプロンが外せないので内部を掃除する事はできませんが、今回ご紹介した方法で床部分の掃除をする事はできます。早速やってみようと思います!
カビが繁殖して胞子が浴室内を漂っている状態は、健康に良くありません。
定期的な掃除で、気持ち良い浴室をキープしましょう!